「立川のゲームセンターのクラウドファンディング」からゲーセンの未来について考えてみた

2018年5月19日

京都のa-choというゲーセンでつけられた2つ名”白い雷神”がいたく気に入っています。『なー』です。

由来は白いブラックサンダーを北海道土産として持って行ったから。めちゃくちゃ好評でした。ガラナはウケませんでした

僕はゲーセンが大好きです。

同じゲームで遊ぶ人と対戦し、仲良くなって一緒にご飯食べに行ったりするも互いに名前は知らぬまま…

そんな不思議な人間関係がゲームを通じてできあがっていくのがとても面白いです。

でも、昨今ではインターネットの普及とゲーム機の性能の向上により、ゲーセンに行かなくとも気軽に対戦ができるようになりました。

そういった時代の流れからか、古くからあるゲーセンは閉店を余儀なくされています。

そんな中、クラウドファンディングでゲーセンを立ち上げようとするプロジェクトがありました。

立川でビデオゲームが遊べるゲームセンターを開きたい

かつての人気店「立川ゲームオスロー第5店」の店員が立ち上げたプロジェクトですね。昨年惜しまれつつも閉店してしまいました。

僕は「エヌアイン完全世界」というゲームをやるので、ここで毎年開催されていた「帝都大戦」という大規模な大会に参加したかったのですが、行かないまま閉店…

そういうわけで、ゲーセン愛好家としては是非とも応援したい…と思っていました。

しかしながら、このプロジェクトを見たところ

支援したところで絶対経営失敗するだろう!

と判断。ノーマネーでフィニッシュしました。

失敗するであろう理由を分析してみた

ざっくり言うと、閉店した以前の店舗に通っていた人しかターゲットにしてないだろうと思いました。

旬とは言えないタイトル

設置予定のゲームを見てみると

・STREET FIGHTER III 3rd STRIKE
・スーパーストリートファイターIIX
・ヴァンパイアセイヴァー
・メルティブラッドAACC
・ぷよぷよ通
・テトリスGM
・パカパカパッション
・エヌアイン完全世界

たしかに名作揃いですが、どれも全盛期を過ぎた作品ですなぁ。メルブラとエヌアイン以外は90年代の作品だし。

一部の作品以外は、ネシカという筐体があればどのゲーセンでも遊べるよう配信されている作品。ここでしかできないわけではない。

レトロゲームをやるというならば、それこそレトロゲームのメッカと言ってもいい「高田馬場ミカド」があるわけで、

「レトロゲームでみんなで遊びたい!」

ってなったらそっちに行くんじゃないですかね?

古き良きに拘りすぎている

遊ぶには硬貨が必要で、両替の手間がかかる。これはゲーセンというよりかは筐体の欠点です。

でも最近なら電子マネーが普及しているし、Edyなどで遊べるようにすればかなり改善します。もう2年以上前にやってるゲーセンもあるぐらいです。

なぜ、交通系電子マネー決済システムをゲーセンに導入したのか?

「ブラウン管の寿命が来るまで守り続けたい。」と、ブラウン管について熱く語っていますが、これも妙。

液晶画面の筐体なら画面も鮮明で、古い作品から新しい作品まで対応させることができます。もう「反応速度が遅い」といった問題も小さくなってます。

それならば長期的に見ても液晶筐体を優先すべきでしょう。

過去の(それも10年以上前)のものを使い倒すことによるメリットって、「安く済む」だけじゃないですかね?

スガイみたいに、テーブル筐体のドンキーコングが現役で稼働してるというなら変わってきますが…なにせそろそろ40周年のプレミア品。

テーブル筐体ってこういうのね。昔の喫茶店とかにあったやつ。僕は生まれてないけど。

今時喫煙可能ってどうよ?

僕が見限った最大の理由はこれ。

>近隣他店舗が分煙なのに対してこちらは一部のゲームを除き通常喫煙可能とします。

プレイ中に隣でタバコの煙吹きかけてくる馬鹿が居るの見てなんとも思わんの?

こんな感じで灰皿が筐体に乗っていることがありますが、非常に萎えます。隣で吸われたらプレイ中でも逃げ出したくなる。

朝日新聞にこんな記事が出てました。

たばこの煙、どう感じる? 喫煙者・非喫煙者の立場から:朝日新聞デジタル

グラフを見ると2,130人中吸っていない人は1,978人、吸っている人は152人。非喫煙者の割合は93%(小数点以下は四捨五入)。

非喫煙者からすると、タバコの煙はもんのすごく不快なのです。体調面にも影響する人も居るでしょう。

現に上のデータでは、非喫煙者の95%(と喫煙者の45%)はタバコの煙を嫌うのです。ほぼ全員ですね。

喫煙可能というのはおそらく、喫煙者の常連さんに配慮したものだと思うんだけど、

7%を見てどうすんのよ。

「タバコ吸う人の自由も大事。受動喫煙?健康被害?知らんがな」というならば、新規プレイヤーを呼ぶ気なさすぎる。将来性ZERO。

僕がゲーセンを盛り上げるならこんな風

僕ならこうやってみるという案です。あくまでシロート目線ですけどね。

大手に対抗するとしたら、小規模のお店だからできる何か尖ったことをやるしかないと思うのです。

最新のゲームを置く

これは必須だと思いますよ。どこのゲーセンでも一番人気なのはブレイブルーやギルティギアですよね。

初心者でも「今流行ってるし」とプレイする人もいるし「初中級者大会」を開催してもけっこうな人数が集まります。

例えば、札幌のMAXIM HEROでは「淑女の社交場」と称してブレイブルー女性限定大会を開催しています。

ゲーセンの中心層である男性以外に参加してもらおうという試みですが、遠くからの遠征プレイヤーを含めて参加するので毎回大成功を収めています。

これは紳士(男性)も参加権を得られた時の大会ですね。僕も参加しましたが、参加者は50人を超えていました。

ホワイトボードにイラストをみんなで描いていたり、強さを示す以外に楽しんだもの勝ち感がすごいのです。

旬を過ぎて残った人が飽きずにやっているレトロゲームより、これからもっとプレイヤー人口が増える作品を置くのは経営上絶対必要でしょう。

ここで集まった人同士が『マネーアイドルエクスチェンジャー』などに手を伸ばし一時期ブームになっていました。

最新の作品も、レトロゲームの入り口にもなるのではないでしょうか?

全面禁煙

さっき挙げたデータの通り、タバコの煙がいやだ!という人が圧倒的多数という事情も鑑みて、全面禁煙も必要です。

昨今の喫煙スペースの減少により、タバコだけ吸いに来て帰るという人も見かけます。要はゲーセンが喫煙所代わりになってます。

健康と同時に景観も損ねます。写真はスガイのもの。

ゲーセンにある「タバコ臭い、ヤンキーのたまり場」というイメージを覆して、老若男女楽しめるゲーセンを目指したほうがいいでしょう。

もちろんIQOSなどの加熱式タバコも有害なので禁止で。

加熱式たばこ、安全なの? 専門家警鐘「有害物質含む」

他のゲーセンも是非禁煙にすべきですよ。マキシムなんか特に淑女会とかやるのですから淑女の皆様を煙から守りましょうよ。

決済方法を電子マネー中心にする

業務両替(※遊ばないのに両替すること。犯罪です!)の問題もあるし、100円玉を用意しないといけないというのはユーザーや店員にとっても負担になります。

そこで前述のように、すでに数年前に実績のある電子マネーでの決済を導入すべきと思うのです。

電子マネー導入しない理由ってなんだろう。初期投資としての価値は十分。もし「客が慣れない決済方法で戸惑う」と考えているなら流石に馬鹿にしすぎ。

現にQMAや弐寺やjubeatなどのコナミのゲームを遊ぶ人はPASELIを使用している人が多いのだから、容易に移行できるでしょう。



現状では、かつて閉店した店舗に通っていた常連さん専用の施設を目指すとしか思えません。新規さんお断りみたいな。それならゲームバーでやればと。

利益を出すなら時代の流れに乗った経営をすべきであって、時代の流れに逆らっても失敗すると思うのです。

4月16日、お昼12時ちょいまえの状況。

1週間で目標金額の半分に到達したものの、一気に失速して残りの期間が1週間…

おそらく開始1週間目で、元々の店舗に行ったことある人が一気に支援して、後に続く人があまり居なかったのではないかなーと思われます。

クラウドファウンディングとは出資することで、相手の幸せを買うことで自分が幸福になれるものと思っています。なので

「この店いいでしょ?クラウドファンディングやってて、俺も支援したんだぜ(どや顔)」

ってなるのが理想型だと思うのです。

自分が支援したプロジェクトの様子を、自慢を含めてTwitterなどでシェアすることで広まることで結果的に集客につながるんじゃないでしょうか。

タバコの煙我慢できない人オコトワリで新規層を呼び込む気のないお店を支援してもドヤれないのです。

(追記)

クラウドファンディング、無事に達成したようです。終了4日前から一気に加速しましたね。

無事に実現したならば、軌道にのせて繁盛させて欲しいですね。帝都大戦も再開に期待。

しかし全面喫煙可というのはキツすぎるので、せめてここだけ改善されればなぁ…と願ってやみません。