札幌の街を受動喫煙から守るため各所に路上喫煙の現場を通報してみた

我らがズヴィズダーの光をあまねく世界に。『なー』です。

僕はタバコがものすごく嫌いです。最近は煙を吸い続けると頭痛など、体調に影響が出てくるようになるぐらいですわ。

小学生の時の道徳だったかの授業でタバコ、シンナー、覚醒剤はまとめて有害で危険なものと教えられてきました。

シンナーは塗装とかで使うからまだしも、「受動覚醒剤」がないから覚醒剤の方がよっぽどマシ感すらある。でも覚醒剤は使用も販売も違法。何が違うんだよと。

そんな健康を害するものが未だに販売されている時点でヒジョーに疑問なのですが、遂に東京都が動き始めました。

東京都:従業員雇う飲食店は原則禁煙 受動喫煙防止条例案 – 毎日新聞

居酒屋だろうと従業員を1人でも雇っていれば禁煙が義務化されるという非常に強力な条例です。罰則規定がないのが惜しいですが、かなりの前進でしょう。

東京は大きく動いたわけですが、北海道はこういった動きがクソ遅いです。

北海道は日本でもトップクラスの喫煙率

国立がん研究センターがこんなデータ出してます。

喫煙率:[国立がん研究センター がん登録・統計]

喫煙率が高い上位5県(2016年)

男性
佐賀県、青森県、岩手県、北海道、福島県

女性
北海道、青森県、群馬県、神奈川県、千葉県

たしかに実感として北海道は喫煙者の割合が高い。

チャリで走りながら喫煙している脳が足りてないやつから、帰りの列車を降りて人が集まる駅の前で一服するゴミリーマンまで、けっこうな頻度で見るのです。

札幌市もデータを発表しています。全国平均より上回っている状態です。

さっぽろMU煙デー/札幌市

でも、2割ちょっとに減ってる。

あと一歩踏み込むだけで大きく変わると思うのですが、たった月イチの無煙デーを制定するだけで、防止する気があるとはトーテイ感じられません。

札幌中央区は路上喫煙禁止区域です。至る所に看板や歩道上に掲示されています。

しかし吸い殻は落ちている。ご丁寧に看板の下に。

つまりは

日本語の読めないバカが路上喫煙している。

そういうことよね。



大通公園で喫煙している馬鹿を見かけたから通報してみた

大通公園、ここも路上喫煙禁止区域です。

地面に掲示してあります。

先日、趣味である喫茶店めぐりのため、大通公園を歩いていましたが…

馬鹿ジジイ発見

ちなみに真向かいには喫煙小屋がある。そこに移動する労力すら惜しむとかそのうち「息を吸うのもめんどくさい」とか言いそう。

てか、すぐ側に路上喫煙禁止って書いてあるじゃねぇか。日本語を読むことのできなくなったマジモンの痴呆かよ。

時間の無駄だから無視してTwitterで愚痴る…そんなところでなーんにも変わらないわけですよ。

そういうわけだから、

各所に通報してみました。

1.警察に通報

禁止区域内での喫煙は1,000円の罰金が科せられると看板に書いてあるので、とりあえず中央警察署に電話してみました。

僕「禁止区域内での路上喫煙についての相談はこちらでよいでしょうか?」

警察「それは札幌市の条例なので札幌市のコールセンターに相談してください」

一蹴されました。管轄ではないというのであれば仕方ないか…

2.札幌市役所環境局に通報

部署はここでいいらしいです。

札幌市役所環境局 環境事業部事業廃棄物課

路上喫煙禁止区域についての問い合わせがこの窓口でよいか確認後に内容を報告。

 

僕「禁止区域内で路上喫煙している人がいるので連絡しました。写真も撮ってます」

職員「そうですか、職員を巡回させてるけど人不足だから向かわせることはできない」

僕「は?何もしないってことですか?」

職員「連絡してもらえれば重点的に回るかもしれないけど、人不足だからそうもいかない」

僕「それでは市民からはどのようにアクションを起こせばいいのですか?」

職員「この電話番号まで通報してもらうしかないけど人不足だから(ry」

僕「喫煙している写真を撮ってますけど、これでも動かないんですか?」

職員「喫煙している現場じゃないとトラブルになるかもしれないし、向かわせるのも人不足(ry」

ゲーセン仲間が市役所で働いてるから大きな声では言えないけれど、

札幌市環境局マジで仕事できねぇ。終わってる。
事業廃棄物とはお前らのことだよ!

二条市場のおっちゃんの方がよっぽど仕事できるわ。代わってもらえばいいのに。
(二条市場のおっちゃん達は海外からの観光客を取り込むため英語中国語が堪能で、積極性もある超すごい人達だったりする)

そうこうしてる内に痴呆ジジイはいなくなってました。すっげぇ気分悪いなぁと思ったら

馬鹿ジジイ発見パート2

今度はペットボトルや吸い殻などのゴミを散乱させています。こいつごとどっか廃棄されればいいのに。

でも警察はおろか、札幌市のお役人方はクソの役にも立たない。どうすればよいのか…

3.交番に相談

テレビ塔真下に交番があります。すぐ側なのでダメ元で相談してみました。2人の若い女性警官に

僕「テレビ塔の下にタバコ吸ってるやついるんですけど、なんとかならないですか?(さっきの写真みせて)この人なんですけど…」

と相談したところ

警官「わかりました。ちょっと見てみます」

と言って警官はすぐに交番を出て

見事撃退!

4月までテレビ塔の隅には喫煙コーナーがあったこともあり、ここで喫煙している人は数人居た模様。

今はこんな掲示があります。

テレビ塔下で喫煙していた別の連中にも2人の警官は、まとめて注意してまわって喫煙を止めさせていました。

管轄ではないにもかかわらず、本当にありがとうございました!

 

NewsPicksに受動喫煙についての問題が見事にまとめられた記事が出てきました。

受動喫煙規制は「前時代的な利害調整」との戦いだ | 「原因と結果」の経済学 | ダイヤモンド・オンライン

 ファイザー製薬によると、副流煙に含まれるニコチンやタールなどの有害物質は、たばこを吸う本人が吸う煙(主流煙)の約3倍にも上ることがわかっている。しかも、厚生労働省の研究班が実施した調査によると、日本では受動喫煙によって、1年間に1万5千人が心筋梗塞や肺がんで死亡していると推計されている(厚生労働省研究班の研究)。これは、1年間の交通事故死亡者数の3倍に相当する。
ハーバード大学のイチロー・カワチ教授の研究では、自宅や職場で習慣的に受動喫煙している人で91%も心筋梗塞になるリスクが高くなり、居酒屋やバーに行ったときに時々受動喫煙する人すら58%も高くなることが明らかになっている。しかも、アルゼンチンで行われた研究では、受動喫煙に厳しい規制を導入したことによって、心筋梗塞によって入院する患者数が13%も減少したことが示されている。

なんだこれ、メリットしかないじゃあないか。

受動喫煙の危険性、規制を巡る法案や加熱式タバコの安全性についての説明などが書かれた良記事です。

咽頭がんに食道がんから、肺がん、果ては膀胱がんや子宮頸がんまで、がんの引き金になるのはタバコだということは周知の事実。その原因を放置する時点でどうかしてる。

「私は50年間たばこを吸い続けています。家でも自由にたばこを吸っていますが、子ども4人、孫6人、誰も不満を言いません。みんな健康ですよ」

…と言ったどっかの議員みたいに、頭までニコチンの回った脳障害の声に負けないで、世の中が変わることを願ってやみません。

てか札幌はタダでさえ喫煙者多いんですから、もっと力入れて動きましょうよ。