原付バイクをほしがるようになりました。『なー』です。
このブログでは、以前にこんな記事を書いていました。
プログラマとして働いていたものの、半年でクビになったため「労働審判」という制度を使用して会社と解雇無効を争った時の体験をまとめたものです。
そしてこの労働審判が始まった後に、派遣社員としてPCの操作方法を案内するコールセンターで働き始めました。
派遣社員というと、いつ仕事がなくなってもおかしくないという不安定なイメージが強かったので、転職までのつなぎとして働くつもりでした。
ところがPCについての知識が豊富だったため、自分でも予想外なぐらい大活躍。30人近くいたチームでもトップクラスの成績を出してました。
正社員として雇用される人も多く居たので、正社員を目指して頑張りました。給料もよかったしね。
…でも1年半経過しても正社員の話が来ません。気が早い気がしますが、将来性を考えると派遣社員というのはやっぱり不安定。
なので派遣社員という立場から脱出を図ろうと、キャリアアップを目指して動き出そうとしていました。
…そして、雇用から2年が経過しようとした時に
突如雇止めを言い渡されました
珍妙な理由で雇止めになりました
雇止めとは、契約を更新しないで辞めさせることを指します。要するにクビ(解雇)です。
僕はミスがあったわけでもないし、事件を起こしたということも、成績が低下したわけでもありません。事業規模の縮小に伴う人員削減があったわけでもありません。
ではなぜ雇止めとなったか…人事部曰く、
上司に「タバコくさい」と直接言ったから
だそうです。
確かに喫煙所から戻った上司が隣に来たときに、衣服に付いていたタバコ臭がすごかったので「臭いがキツいです…」と言ったことがあります。
意外と本人は気づかないもんですね。僕はタバコのニオイが大っっっ嫌いなので敏感です。
この指摘が大問題となったようで、人事に聞いてみると、
人事「本人に直接指摘して精神的に傷つけた。こんなことを平気でできることから顧客との対応に問題があるかもしれないと判断した」
とのことです。
なんだよそれ…人伝いで言った方が「いったい誰が言ったんだろう…?」って不安になるもんじゃあないのか?
この指摘を機に、人事は定期的に「顔が怖いからどうにかしろ」などの理由で僕を呼び出してきました、クビ切る口実をつけまくってきました。
雇止めの連絡は派遣会社に行きますが、本来なら派遣会社側が「そんな理由で雇止めなんてできませんよ」というのがフツーです。
でも今回の場合、特に派遣会社の担当者は反論などせずに雇止めを受け入れてます。
派遣会社の担当者は相当にひどく、何を言おうとも「先方さんのおっしゃることですから」 とまるで聞く耳を持ちません。
派遣元「あなたのおっしゃることはわかりますが、あなたを焼きたてのパンに、仕事をバターに例えてみましょう」
…とか、
ちょっと…お前何言ってるの?
と言いたくなる意味不明な例え話を持ち出して話をごまかす人でした。
派遣会社が同意してしまっている以上、雇止めは覆す事はできなくなっています。1ヶ月後、僕は仕事を失います。
人事部の態度もあったので、もともとキャリアアップのために仕事は年内で辞めるつもりで居ましたからそんなショックではありません。
…
でもそっちが僕を切り捨てるなら、戦いますよ?
派遣会社と闘います
まずやらないといけないことは「雇止理由証明書」の請求。
文字通り「お前クビにしたのはこういう理由があったからだよ」という内容が書かれたものになります。
これは派遣会社に請求します(労基署に確認)。派遣会社に勤務しているという扱いになるからですね。つまり今回は派遣会社が相手になります。
請求など、やりとりはすべてメールで行います。電話など口頭で話し合いをしてしまうと、言った言わないで揉める可能性があるので、やりとりは極力メールが望ましいです。
…しかし、僕について派遣会社の担当はメールを送っても毎回のように電話をかけてきており、
僕「電話は出られない事が多いのでメールで連絡してください」
と以前から何度も何度も言っているにもかかわらず、やたら電話での連絡にこだわってきます。
なぜかSMSで連絡してきましたが、この有様。
僕が電話のやりとりを拒み続けていたら勤務先に出向いて来ました。この時、改めて言い渡された雇止めの理由ですが
・姿勢が悪かった
・顔が怖い
らしいです。何がいかんのだ。
あとは僕に非があるようにパンとマーガリンのような意味のわからない例え話があったぐらいでよく内容は覚えてません。
軽く聞き流したあと、休憩時間中にメールで連絡しました。
証明書の請求に加えて、その場で何か聞かれても応じないからな!ということを書いておきます。下のような文章です。
雇い止めを行うとのことであれば、雇止理由証明書の発行をお願いします。
1週間以上発行が遅滞するようであれば、やむを得ず労働基準監督署まで本件について届け出ますので予めご了承ください。
明日、午前中であれば直接取りにお伺いすることも可能です。記載内容については持ち帰った上で確認いたします。
記載内容について、その場では回答をいたしかねます。
1週間以内に発行できないなら労働基準監督署に通報すると催促しておきます。
で、5日程して返信が帰ってきました。
先日ご依頼頂いておりましたこの度の雇止め証明書の件ですが、ご用意が完了致しました。
お渡しにつきましては、いらっしゃるとのことでしたので、お時間のご都合をご相談の上お渡しさせて頂きたいです。
また、今回の雇止め証明書につきましてはお求めになられている内容ではない為、改めてその点のご説明をさせて頂きたいので、お時間30分~1時間ほど頂けないでしょうか。
文章書き慣れてないことを見ると、メールのやりとりを避けてた理由がよくわかりました。文章苦手なんだね…
気になるのは「お求めになられている内容ではない」というところ。
敬語の使い方も気になりますが、雇止め理由が書いてないということか…?労働基準法に定められてんだぞ。
気になりますが「補足説明が必要ならメール送ってください」と、口頭での説明は拒否ります。
雇止理由証明書を受け取りました
翌日、カフェで優雅にブランチしながら読書したついでに雇止理由証明書を派遣会社まで取りに行きました。
派遣会社にいた担当者からは、
担当者「以前の私の雇止め理由の説明は誤りです。内容は記載しているものがすべてとなります。何かありましたら私に直接連絡してください」
と言われ資料を受け取りました。
帰ってから見直すと、確かに言われていた雇止理由とは異なる理由になっていました。
理由が書いてない…
契約している人数の枠が減ったというのが理由…になるのか?じゃあ
「総合的な判断」の内容について書けよ!
…とおもったけど、まぁ書けないもんな。「顔が怖いからクビにしました」とか。
これが会社の回答ということであれば、これを武器にして動く事にします。
社労士に相談しに行きます
前の会社とは労働審判で決着をつけました。
今回の場合もともと辞めるつもりでいたこともあり、さっさとキャリアアップに向けて動きたいので労働審判など長期戦は避けます。
今回は社会保険労務士さんに相談して問題の解決を目指します。
こちらの夕方から開設している電話窓口まで相談したところ、問題解決の方法として「ADR法」という制度があることと、内容について説明を受けました。
そういうわけで、今回は
ADR法(あっせん)
を使用して解決を目指します。
この制度がどういったものであるかについては次の記事に書きます。