[ICL体験記:2]手術を受ける前の考え

北海道は寒いので、外でメガネが凍っている人をよく見かけます。そんな人を横目に鼻毛を凍らせている『なー』です。鼻呼吸していると凍りますよ。いや本当に。

ICLという視力矯正手術を受けたので、その体験を長期でまとめています。

今回は、視力回復方法としてなんで眼鏡やコンタクトではダメなのか、実体験や僕の考えを書いていきます。

学生時代は目が悪くなっても平気だった

僕は26年の人生を、ずっと裸眼で生きています。でも目に気を遣って日々生活しているというわけではありません。

幼少期からほぼ毎日、最低3時間のゲームを欠かさず、今では3DSやSwitchを風呂に持ち込む始末。

自分のパソコンを手に入れてからは深夜まで使い倒し、現在は仕事でも趣味でも一日中パソコンも使うという生活をしています。

そんなもんだから、視力なんていいはずもなく、中学のときから僕の視力は0.3。でもそんなに苦労はしてませんでした。

学校で席が後ろになろうものなら黒板が見えなかったのですが、真面目に授業を受けてなかったので気にならなかったのです。

吹奏楽をやっていてもそこまで目は悪くないから楽譜は普通に読めるし、指揮者だって見える。時々不便に感じることはあっても、致命的ではありません。

…なにより眼鏡は似合わないのでかけたくありませんでした。

月姫やペルソナ4に大ハマりしていた時に、友達の眼鏡を借りて眼鏡。かけた段階で周りが吹き出すんです。「お前眼鏡似合わねーなw」と。

月姫ネタの場合は眼鏡を外すアクションが重要なのですが、眼鏡を外す前に笑われる始末。

それから僕は眼鏡をかけないで生きていくことを胸に誓いました。重ねて言いますが、眼鏡をかけない理由は『似合わない』という一点です。

車の免許を取るときに眼鏡を作って、運転の時にかけたぐらいでずっと裸眼生活でした。

社会人になって目が悪いことに危機感を覚えた

ところがあるとき帰りの列車の時間をチェックしようとすると、駅の電光掲示板が見えなくなって居ることに気がつきました。

あ、あれ?5番線は何時に発車だ…?

本当にこんな感じでした。

近くに行くか目を細めれば見えるのですが、ここに来て視力が低下するということに恐怖感を覚えました。

でも僕は『似合わない』という一点で眼鏡を拒否っていました。そこで眼鏡以外の視力矯正方法を探していくことになります。

コンタクトは失明するかもしれないから嫌

目に何か入れるというのに抵抗があったからコンタクトも嫌でした。『ゴロゴロ感』なるものがあるらしいですし。

以前から

コンタクトしたまま生活してたら鼻からコンタクトが出てきた
・角膜が傷ついて目が見えなくなった。手術もできなかった
・視界が濁るようになった(角膜混濁)

といったことを聞いていたので、「コンタクトがなんてつけられるか!」と思っています。僕はコスプレしますけどカラコンとか絶対ムリ。

コンタクトによって目が傷つくことはかなり深刻なようで、眼科のサイトにもコンタクト着用の危険性が書いてました。

あなたの知らない世界〜  角膜内皮細胞が危ない!!

目が傷つくだけではなく、アカントアメーバ角膜炎により失明するケースもあるようで、『もふもふらいふ』のまなべさんが実体験を詳しくまとめています。

コンタクトレンズで本当にあった失明体験!誰にでもありえるアカントアメーバ角膜炎の危険性【発病~入院まで】

眼鏡もコンタクトもイヤ…そうなるとレーシックなどの手術しかないのですが…

レーシックは人生を台無しにしそうで論外

レーシックは、角膜を削り取って遠視や近視を治す方法です。日常的に裸眼で居られます。

医療保険適用外で保険外のため高い(30〜40万円ぐらい)ですが、コンタクトや眼鏡のメンテナンス費用を考えると安く上がります。

レーシック費用・料金表 | レーシック手術で視力回復/品川近視クリニック【公式】

ところがこの手術、失敗すると人生に支障をきたすレベルで大変な目に遭います。

Googleで「レーシック 難民」といったワードで検索すると、レーシックを受けて後遺症に悩む体験者が書いた体験記がたくさん出てきます。

  • 視力がさらに落ちた
  • ドライアイがひどくなった
  • 乱視になった
  • 目を開けると激しい痛みに襲われる

といった具合に。

最近だと加藤浩次さんがレーシック受けてから視力が落ちたというニュースがありました。

加藤浩次がレーシック失敗報道に弁明 老眼が知らないうちに来ていた – ライブドアニュース



僕が視力回復に選んだ手段

こんなリスク背負ってまで視力を良くしなくてもなぁと思っていたのですが、他に方法はないか眼科のWebサイトを見ていた時に、ICLの存在を知りました。

ICLって何?という方はこちらの記事参照のこと

[ICL体験記:1]最新の視力回復方法『ICL』とは?

コンタクトレンズやレーシックのように失明の危険性もない…それならばこの手術をうけるしかあるめぇ……

そう思っていたものの、僕は約80万円の手術費用にビビってしまいます。

僕は労働審判で前の会社と争っており、その時に勝ち取った100万円以上のお金は、ほぼ手をつけてないままマネックス証券の口座に眠っています。

このときの経緯はこちらのまとめを見てね!

労働審判についての記事まとめ

もともとお金使うような人間じゃないから、手術受けても80万円チョイの貯金は残ります。

なので、お金の心配はそんなないのです。

でも怖いじゃん!いきなりガツンと貯金減る訳じゃん!!

自分が100万円以上のお金を手にして、貯金が100万円を切るという恐れを体験するなんて想像したことねーよと。

自分への投資だからケチってはいけない…人生や肉体に関わることなんだから、ケチって人生を棒に振るなんてもったいない…

理屈でわかっていてもそう簡単に踏み出せるかよ

結局腹をくくるまで半年を要しました。なんというへたれ。

支払いはクレジットカード一括でいきました。分割手数料とられたらもっと膨れ上がっちゃいますからね。

次から予約から手術までの流れを書いていきます。