ハロー、おかえり同志。
いきなりですが…本当に唐突に聞くけど、ちょっと次の大見出しの文章に進む前に想像してください。
今、まさに今現在、アナタの家族がサラ金から借金していたことが唐突に発覚したらどんな反応をすると思いますか?
…ちょっと考えてくれましたか?
参考までに僕はどうだったかというと「サラ金から借りるやつマジで居たの?しかも身内に?」って感じな反応でした。
だって、普通お金借りるなら先に銀行を頼るじゃない?
北海道なら「スーパーアルカ」って大泉洋が出てるCMやってるし。一応クリーンなイメージあるし。
サラ金ってナニワ金融道とか、闇金ウシジマくんとか重たいマンガの題材になっちゃうぐらい俗悪なイメージしかないです。
…なんでそんな掃溜を頼っちゃうのか、僕にはその時には理解できませんでした。
…と、ワザワザ意味深なワードの上に点を打ったりってかそもそもこの記事のタイトルから分かってるものと思いますが…
いきなり、父親が消費者金融から借金してることが発覚しました。
父親の借金が発覚した経緯
僕は実家暮らしで、FP3級の資格を持っていることもあり家のお金の管理を任されてます。
全て母親が通帳を持ってやりくりしてたのですが、僕が改めて出費などの見直しをすることで家計を立ち直らせました。
一時期返せなくなるかもってぐらい危うかった家のローンも、ただの一度も滞りなく返済し終えることができました。
とはいえ、ローン返し終えても一軒家なので、サイディングなど家のメンテナンスが必要になってきます。
で、業者に見積もりを依頼してみたのですが、修繕費用には300万円かかるとのことでした。
つーわけで複数の銀行からお金を借りられるか、家の所有者である父親の名義でリフォームローンの仮申請をしてみます。
(僕が借りちゃうと贈与税がスゲーかかるし、そもそも開業したての個人事業主でローンが通らない可能性が高いので僕の名義は使えないのです)
なかには家を建てた時にローン組んだ銀行があり、返済実績があり信用ある顧客としてみなされてるから余裕で通るだろうと思ってました。
ところが、全ての金融機関から借入をお断りされました。
年齢はギリギリでしたが年収も問題ないハズで、この時点で引っかかったと考えられるのは軽自動車のローン約40万円。
そのぐらいなら貯金から繰り上げ返済すればいいだけだし、別に借金がないか信用情報を調べてみる方針を伝えました。
すると父親から
「サラリーローンから50万円借金してるんだ…」
と打ち明けられました。
……は?借金?そもそも、
「サラリーローン」て何?
この時はじめて「サラ金」が「サラリーマン金融(ローン)」の略であることを知りました。
アコムで借金していたようで、借りていた年数は実に20年以上らしいです。その頃って僕まだ幼稚園通ってる頃……
なんでサラ金に頼ったのか経緯を聞き取って考察してみる
今から20年以上前…1990年代といえば武富士ダンサーズ、どうする?アイフルとかレイクエンジェルスとか、消費者金融のCM全盛期だった頃です。
サラ金がCMを放送しまくっていて、サラ金に対する心理的なハードルが下がっていたと思われます。
アコムなら「ラララむじんくん♪」とか「はじめてのアコム♪」ですな。
サラ金をよく知らない小学生の頃に歌えたぐらい連日のように流れていて、消費者金融に対する心理的なハードルが低くなってたワケです。
今もけっこう残ってますが、町の至る所や雑居ビルに無人契約機がたくさんあった時代です。パチンコ屋の隣に無人契約機があったりしました。
ちなみに借りた理由は本人曰く「少ない小遣いから仕事の道具とかを買う必要があって足りなくなった」らしい。
…でも会社から金を前借りしてパチンコに通うような人間だったことは祖母から聞いてたんで、この内容は正直信用はしてないです。
父親もけっこうだらしない人だし、たまにパチ屋に行ってたのでパチンコで借金作った可能性もなきにしもあらず。
次に家族にバレずにラクに借りられるという点。
これは過払い請求ができなかった理由にも繋がってくるのですが、持っている通帳を全部母親に預けており、父親は家族に内緒で自由に借りれないのです。
その点サラ金というのは滞納しない限り家族に連絡が行くこともなく、無担保で簡単に借りられます。実際に20年以上隠し通されましたしね。
…金の管理を全部人任せにして、ラクに借りれるサラ金を頼るってアホじゃねえか!…としか思えないハナシですがね…
んで、ラクな道を選んだ結果、毎月返しても高すぎる金利のおかげで借金が全然減らないという一種の借金地獄に20年以上ハマることとなります。
そうして隠してきた借金も、僕が「信用情報を調べてみる」と持ちかけたことで隠しきれなくなって白状したようです。
…こうして借金が発覚してしまったワケですが、できるだけ早く動くことに越したことはありません。
父親を責めてるヒマはなく、思いつく限りやるべきことをリストアップしていきます。
残高を把握、信用情報を取り寄せて他の業者から借り入れがあるか確認、必要であれば弁護士に相談…
やることは思ったより少ないですが、けっこう手間がかかることが多いです。
けっこう長くなりそうなんで、次の記事で借金発覚後にどう動いたか書いていきます。