瞑想ガジェット『MUSE S』を400日使った感想

ハロー、おかえり同志。

僕は毎日の習慣として、瞑想をしています。

瞑想とは、今現在に意識を向けることで、1秒先でも前でもなく、今現在に集中すること。

ここ数年、ビジネス書や健康本を中心に瞑想を取り上げる本が多数出ていて、瞑想がトレンドになっているように思えます。

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僕は集中が続かず、プレゼンなど人前で話をするといった場面で緊張しがちなので、これを改善できると知って瞑想を始めることにしました。

瞑想そのものや方法自体は、ファミコンのクソゲー『マインドシーカー』でみっちり覚えていたので「どうやるんだ?」みたいな迷いはなかったです。

小学生の僕はこれで超能力者になれると信じていたので楽しんでプレイし、最終試験でエスパーキヨタのありがたいお言葉を聞くまでやり込みました。

超能力者を目指していることを大真面目に友達に語ったところ「だったらこの石を浮かせてみろ」と無理を言われバカにされたのもいい思い出…かなぁ?

『MUSE』とは

MUSEとはカナダ・トロントに本社を置くInteraXon社が開発した瞑想用ガジェットです。

ヘッドバンド型になっており、耳にひっかけて額と耳元から脳波を読み取ることができます。

こんな感じね。

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ミューズ(Muse)
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前に働いていた会社の同僚がヨガをやっていてインストラクターが勧めていたと聞いたことがあるので、その筋ではけっこう有名なガジェットらしい。

現在は『MUSE 2』『MUSE S』が出ており、『MUSE S』の方は睡眠時につけることで睡眠の質を測定することが可能です。

Amazonから買うと輸入販売している人から買う形になるので、届くのも早いし英語を理解する必要もありませんが、価格はちょっと高め。

公式サイトから買う場合は全文英語で、海外から発送になるので到着まで時間はかかりますがAmazonより送料や関税込みで5~7千円ぐらい安いです。

加えて「Annual Premium Subscription」という年間サブスクリプションがついているバージョンを選べます(これは後述)。

僕は公式サイトから買いました。購入時は送料25USD込みで349.98 USD(38,844円)なり。

難しい英語はないのでDeepLなど翻訳サイトを使えば簡単です。海外通販やってる人ならお手の物でしょう。

アイルランドにある倉庫からDHL→佐川急便と渡り、ちょうど1週間で僕の手元に届きました。

価格が1万6666円を超えているので関税が発生し、到着時に現金で支払う必要があります。僕の時は3000円ちょっきりでした。

届いてみるとなかなか派手な箱の中にさらに2つ箱が出てきます。

片方には頭に巻くバンド。

本体を取り付ける場所がありますね。

さわり心地は高級タオルのよう…あちこちに電極がありますが、ペイントしているだけみたいですね。

もう片方の箱にはバンドに取り付ける本体と充電ケーブルが入っています。

合体させるとこんな感じ。

非常にコンパクトでかさばらないので持ち歩いて旅行先で瞑想なんてのも余裕でいけます。

Museを頭に巻いて、音声を聞けるようにヘッドホンをつけてスマホのアプリを起動させれば準備完了。

アプリはPlayストアAppStoreからダウンロードできます。

『Muse S』使ってみた

ここからはアプリを使っていくわけですが、起動して早速問題が出てきます。

全文英語です。日本語はない。

利き手と性別、地域ごとの電源周波数を選ぶ必要があります(電源周波数について詳しくはこちらを参照)。

海外製アプリだからしょうがない…というのは重々承知ですが、辞書などを使ってよく調べながら使っていく必要があります。

使い方の説明はこのあとも英語で進んで行きます。

そのポーズで困惑したいのはこっちだよ…とはいえ、ここまでは文章なので、じっくり内容を読んでいけば理解はできます。

設定が終わると各モードの紹介とチュートリアルが始まります。

Mind Meditation

これがすべての基本となるモードですね。

脳波、心拍、動き、呼吸など本体に搭載された全てのセンサーでどれだけ瞑想できているかをチェックします。

本体で読み取った脳波がスマートフォンに送られ、自分の瞑想状態を音で教えてくれます。

考え事をしてベータ波が出ていると大雨が降る音が聞こえ、リラックスしてアルファ波が出ていると雨音が落ち着いて小雨になり、鳥の鳴き声が聞こえてきます。

これをヒントに「雨音が激しいから集中できてないんだな」「鳥の声が聞こえているなら良い感じだな」と瞑想のコツを掴むことができます。
でも鳥の声が聞こえている!って考えちゃうとすぐ大雨になるんだなこれが

心拍センサーやジャイロセンサーも付いており、体が動いたり呼吸が乱れて心拍数が上がることで「雑念湧いてない?」と大雨の音で教えてくれます。

設定した時間が経過するとポーンとベルが鳴り、脳が活動的だったか落ち着いていたかが結果が波形で表示されます。

落ち着いた状態が続き、鳥の鳴き声が聞こえた時間が長いと「muse points」「birds」が高くなり、逆に雑念が湧いて活動的な状態から立て直すと「recoveries」がカウントされます。

また、結果によって「Awards」に様々なアイコンが表示されます。

上の場合、鳥の鳴き声が長時間聞こえたので左の赤い鳥マーク、30分以上落ち着いた状態が続いたので葉っぱを加えた赤い鳥、20分以上瞑想したので走ってる人のアイコンが表示されています。

これらのAwardsのアイコンは他のメニューでも出てきます。

Breath Meditation

これは心拍センサーと呼吸センサーを使用し、呼吸に意識を向けてリラックスや集中を促すモード。

音声ガイドが流れるので、それに合わせて息を吸って吐いて…をしていき、結果はグラフでガイドとどれだけ合っていたか精度が判定されます。

呼吸のモードは3つあり、

・リラックスブレス:息を4秒かけて吸って、6秒かけて吐く…を繰り返す
・ボックスブレス:息を4秒吸って、4秒止めて、4秒吐いて、4秒止めて…を繰り返す
・バランスブレス:息を6秒かけて吸って、6秒かけて吐く…を繰り返す

ボックスブレスは米軍がトレーニングとして採用している呼吸法らしく、冷静と集中の両方を保てるようになるとのこと…これDaiGoさんが言ってた気がする(一応、Dラボ会員)。

ただし、音声ガイドで流れる音声はすべて英語

「inhale(吸って)」「exhale(吐いて)」とねっとり音声が流れ、途中で英語でなんか喋っていますが全然聞き取れませんでした。

Heart Meditation

こちらは「Heart」と名がつく通り心拍数を図って行う瞑想方法。

ヘッドホンから現在の心拍数と同じリズムの心音が聞こえてきます。

心臓の動きが速ければ聞こえてくる音も早く、逆なら音も遅くなり落ち着いていると判定されます。

なんかペースが早いと感じたら、前述のBreath Meditationにあったリラックスブレスをやっていれば、おのずと高得点になります。

Body Meditation

これは瞑想中動かないことに特化したモード。

本体についているジャイロセンサーが体の動きを感知し、少しでも揺れるとウィンドチャイムが揺れた音が鳴り、揺れが強いほど音が激しく鳴ります。

トレーニングの中では唯一呼吸センサーを使わないので呼吸の乱れは指摘されませんが、ちょっとでも動くとコーンコーンと音が鳴るので実は一番気が抜けないモードです。

目をつむって座って雑念が浮かぶと、無意識に前後左右どこかに傾いてしまって音が鳴るので「あ、集中できてないな」と意識を戻すことが出来ます。

体の揺れが大きいほど音は大きくなりますので、くしゃみしようものなら爆音がなります。

逆に集中が出来て体を微動だにさせない状態が続くとクリスタルボウルから響く低音と鳥の鳴き声が聞こえます。こんな音楽ね。

10分以上連続すると超低速低音の音楽らしきサウンドが静かに聞こえてきます。音楽が聞こえてくれば一人前…かも?

僕は後述の理由もあって、現在毎日これをやってます。

で、使ってみてどうなのって

タイトルの通り僕はこのMuseを買った日から400日以上連続して使用しています。

その証拠がコチラ。

合計&連続で427日の瞑想を続けていますが、いつ、何分、どんなトレーニングをしてどれぐらい集中できているのかという記録がしっかり残ります。

上の図で言うところのゲージの長さが瞑想した時間で、色が付いている部分が集中できた時間、白い部分が気が逸れていたと判定された時間です。

前回から時間や集中度合いが伸びていれば、瞑想が上達している…みたいに結果を振り返れます。

そのため瞑想を始めたばっかりで「瞑想やってみてるけど上手くいってるのかどうかわからない」とか「瞑想が上手くなっている実感がほしい」という人にはうってつけ

しかし重大な欠点もありまして、前述の通り僕は「Body Meditation」を毎日30分やっております。

本当なら呼吸や脳波から精度高めの「Mind Meditation」をやるべきなのですが、それができない理由がありまして、僕のMuse Sは電極が死にました

400日間毎日使ったMuseSがこちら。

別に間違えて洗濯したわけではありませんヨ?耳に乗せているだけですよ?

電極は半年ほどでハゲていき、脳波の認識が危うくなっていき、1年経つ頃には完全に脳波を検知しなくなりました。

さらに現在では心拍も認識しなくなり、現在僕のMuseSで認識するのはジャイロセンサーのみです。

こんな感じで4万近くしたわりに耐久性はハッキリ言ってクソでした。

そして、2つ紹介していないモードがありまして「Guided Meditation」「Sleep Session」があります。

紹介していない時点でお察しなのですが、「Guided Meditaion」は世界の脳科学者のありがたいアドバイスが1年間聴き放題のサブスクリプションサービスです。

しかし、聴けるのは英語のみで字幕も一切表示されないので、高レベルのリスニング能力が必須となります。

僕では1ミリたりとも何を言ってるのか理解出来ず、1年分のサブスクリプションは1日で無駄となりました。

次に「Sleep Session」ですが、これはMuse Sでのみ使用できるモードです。

“S”は”Sleep”の略らしく、睡眠の質を解析できるという本機の目玉機能で、僕もこの機能をかなり期待していました。

MuseSを頭に巻いてイヤホンをつけて、リラックス音楽を聴きながら布団に入ることで心拍とリラックス度合いを測定します。

結果はこのように表示されます。

これを見ると「睡眠の質って健康における最重要要素の1つだし、これいいんじゃね!?」って思われるかもしれません。

…が、睡眠に入ると相当寝相がいい人じゃないとヘッドバンドがズレてイヤホンもとれるので正確性はまったく期待できません。

僕は横向きかうつ伏せで寝ており、逆に仰向けで眠ることができないのでほぼ確実にズレてしまいます。

あと、結果表示を見ると言うことは一度起きないといけないので、睡眠の質をチェックする機能として全然使い物になりません…

あまりバッテリーも長持ちしないので、たとえズレなくとも電池が尽きて翌日朝に瞑想する習慣がある人は支障が出ると思います。

睡眠測定を目的に手を出すのであれば、これの10分の1の値段で手に入る『MiBand』の方がぜんぜんいいです。最近は測定の質上がってきたし。

総評

瞑想の効果としては、緊張することがほとんどなくなったというのがけっこう大きいです。

プレゼンとかで緊張するシチュエーションになったら「今すごく昂ぶっているな…」と認識して、瞑想中に鳥の声が聞こえる状態の呼吸を再現して平常心を保てるようになりました。

格ゲーで負けが込んでてもイライラしなくなりストレスを抱えにくくもなっており、緊張しがちな人とか、感情的になりがちな人とかにはすごくいいのかなと思いました。

加えて、毎日30分瞑想するという習慣を身につけられたことも非常に大きいですね。

ただ価格は4万円近くと非常に高く、そのわりに耐久性もないし、期待していた睡眠測定も全然使い物にならないということで良い点悪い点両方が大きいものでした。

んなもんで、買って良かったか?と言われると

まぁ…よかったとは思うよ?

という非っっ常~に歯切れの悪い回答をせざるを得ないというのが正直な感想でございます。

2021年11月現在、販売されているのが下の通り。

睡眠測定がない2と、何か改善したらしいバージョンアップ版のMuseSが出ています。

違いとしては睡眠測定機能ですが…買うとしたら1つ前のMuse2でいい気がします。

1年のサブスクリプションは前述の通り英語のリスニング能力がないとまったく意味を成さないので購入にはご注意を。

ちなみにアプリ内に紹介URLがあったので共有しておきます。

http://muse.choosemuse.com/3dQgnQ

上のリンクから進むと20ドル引きになるらしいので購入される方は是非活用いただければ。

いじょ。