いたる所にある非正規品Microsoft Officeを販売するショップの見分け方

2019年2月28日

ここ最近、OfficeなどPCについて近所のおっちゃんから相談うけまくってます。『なー』です。

Yahooショッピングにて「安いから」という理由で非正規品を買おうとしている人が身内にいたので、その時に説明した内容をまとめました。

身内が安さからOfficeが付帯していないASUSのPCを購入し、仕事で使うとのことで激安のOfficeをYahooショッピングで買うつもりでした…

…ので、全力で止めました。

買う場所によっては全く使えないorウイルスなどが含まれた海賊版のOfficeをつかまされることになります。

極端に安いOfficeは買ってはいけない

Windows 10 やOfficeは正規品ならこの価格です。

いずれも1万円を超える…Officeでも一番安いPersonalでも29,252円。これが正規品の価格なのです。

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おお、けっこう高いね…!

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PC買ったときにOSは最初から入ってるし、Googleドキュメントとか無料のサービスも充実してるから、あまり買う必要ないけどね

しかし、「E-SOFT.NET」という怪しいとけっこう有名な激安Officeを販売店を見てみると、これが考えられない超安値で販売されてたりします。

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普通に考えたらこんな値引きしたら利益でないよね。あ、リンクは張らないよ?

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このショップ、悪質なサイトのクセしてSSLも取得している…PC上級者でも騙されるんじゃないのか

SSLを取得するということは証明書発行に個人情報を提出して本人確認をとっているわけで、捕まらないという自信を持って海賊版を販売していることがわかります。

ではいかにして非正規品を販売していると見破るか…Officeに関しては簡単な見分け方があります。



非正規品のOfficeを販売しているショップの見分け方

 

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(「Microsot」になってるけど)トップページには正規品って書いてあるよ?

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「ニセモノを売ってる」って書くわけないから、鵜呑みにしちゃダメだよ。ホンモノならわざわざ「正規品」なんて書かない

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まぁそうだよね…じゃあどうやって見分けるの?

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販売されている製品名から見分ける方法がある

日本国内で2018年11月現在、一般に流通している製品は「Word」「Excel」などの単体販売されている製品を除けば

・Microsoft Office Personal 2016
・Microsoft Office Home & Business 2016
・Microsoft Office Professional 2016
・Microsoft Office 365 サービス更新用ライセンス
(ここからMac)
・Microsoft Office Home & Student 2016 for Mac
・Microsoft Office Home & Business 2016 for Mac
(Win・Mac両対応)
・Microsoft Office 365 Solo
・Microsoft Office 365 Business(法人向け)

この8ついずれかになります。

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これら以外が売られていたら、非正規品を売っている業者と断定できる
「E-SOFT.NET」の製品群を見てみよう

・Microsoft Office Home & Student 2016
・Microsoft Office Personal PIPC 2013
・Microsoft Office 365 Home
・Microsoft Office 2016 Professional ProPlus
・Office Home & Business 2016 for Mac
・Microsoft Office Professional Plus 2019
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ええ…どれがニセモノ(非正規品)なの…?

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このラインナップだと「Office Home & Business 2016 for Mac」以外は全て非正規品と断言できる

日本で流通していない製品は日本国内では使えない

 

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さっき挙がってた「日本で流通している製品一覧」にないから?

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そういうこと。「Microsoft Office Home & Student 2016」「Microsoft Office 365 Home」の2つは、日本国内では流通していない

Officeは国ごとに製品名が違います。日本であれば「Office 365 Solo」ですが、アメリカでは「Office 365 Personal」と「Office 365 Home」の二種類があります。

インストール可能台数や値段も国ごとに違います。各国の経済情勢や家庭内での使用環境に合わせているためと思われます。

そして、国内で流通していない製品のプロダクトキーを入力してもライセンス認証されないようになってます。

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例えばアメリカで買った「Office 365 Home」のプロダクトキーを日本に持ち帰って使おうとしても弾かれる

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あー…じゃ使えないものを売ってるってことになるんだ…

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ちなみに同じ理由で海外で買ったPCに付いていたOfficeも使えないから、海外通販を活用する人は注意したほうがいい

Office 2013が販売されていたらかなり怪しい

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「Office Personal PIPC 2013」だけど、「PIPC」って書いてあるのはPC購入時の付属品のこと。付属していたPCにしかインストールできないから、単体でばら売りされたのを買っても使えない

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はえー…Amazonとかには売られてるけど、これは本物?

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売られているっても「マーケットプレイス」でしょ。これ、フリーマーケットと同じ要領で、Amazonは場所を貸しているだけ。だからヘンな業者が出品してる可能性だってある

…というか、2016年に生産終了して2018年に入って無償サポートも終了した製品なので、今もOffice 2013が売ってる店があったらその時点で怪しいです。

ちなみにマケプレに「アカウントごと譲る」って説明に書いてOfficeを出品してる店があったけど、これも規約違反になります。

例えるなら「財産が入った銀行口座を譲ろうとしている」…というと、やろうとしてることのヤバさ伝わるでしょうか?

※「account」を日本語に訳すと「口座」って意味になります

「Plus」って書いてあるOfficeって何?

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「Office 2016 Professional ProPlus」「Office Professional Plus 2019」の2つだけど「Plus」ってあるのは何か違いあるの?

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あるけど、それについて説明する前に明言しておこう

 

Officeの製品名に「Plus」と書いてあるのが売られていたら100%海賊版
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「Plus」と書いてある製品は、企業とかが一括で大量のOfficeを導入する契約をして手に入るものだから、一般販売はまずない

この一括でOfficeを導入する契約を「ボリュームライセンス」と言います。

法人向けの販売店(リコーなど)が間に入り、所属している社員向けに複数のOfficeをまとめて導入できるようにしたものです。

Officeのダウンロードもボリュームライセンス契約者専用のサイトから行い、アカウント情報はシステム管理者が持つことになります。

学生や教職員など教育機関に所属する方の場合

・学校がボリュームライセンスを契約しており、学校からライセンスを配布される
・全国の学校の備品でおなじみ内田洋行からOfficeを購入する

という形で使うコトもあります。

学校からOfficeが配布されたわけでもなく、契約している会社とかに所属してない人が使っていた場合ライセンス違反です。

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じゃあ、なんでそんな製品が世の中に出回ってるの?

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推測だけど、ボリュームライセンス契約した悪徳業者がライセンスを個人にバラ撒くことで利益にしているんじゃないの?1つ1つ買うより安くなるし

ちなみにボリュームライセンス契約は契約形態により3年から数年単位のものもあります。

流出元を特定されてアカウントを凍結されたり、流出元が契約を更新しなかった場合、いきなり使えなくなります。

契約した台数の上限に達してる場合は、認証上限台数の引き上げの契約を新たに行う必要があるため、買ったのに1回も使えない…なんてことも。

海賊版を買ってしまった場合

安さに釣られて非正規品のOfficeを買ってしまった…そしてライセンス認証ができずOfficeが使用できない…

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ハッキリ言うけど、まず泣き寝入りを覚悟すること。勉強代と思って諦めることを前提として、お金が返ってくればホントに運がいいぐらいに思った方がいい

もし買っちゃった場合になにか救済方法があるのか、消費者庁の消費者ホットラインに確認してみましたよ。

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コピー品のOfficeを売っている業者を見つけました。もし非正規品として使えなかったとなった場合、消費者庁側はどのような解決や救済方法を案内していますか?

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まず購入した業者に連絡するよう案内しております。もし連絡がつかないとなった場合は詐欺として警察に相談していただく形になります

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なるほど、連絡が取れた場合は当事者同士で解決するという形になるのでしょうか?

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そうなります。基本的にこちらから救済するといったことはできません。特に決済方法が銀行振込の場合は解決は困難です。口座名義が個人名の場合は詐欺業者の可能性が考えられます

このように回答がありました。

マイクロソフトのサポートに問い合わせたところで、想定外の(というか禁止している)販売方法なのでサポートは一切受けられません。

アタリマエですが「購入店と返金についてなり相談して、どうぞ」 って突っぱねられるだけで終わります。

正規品を購入する場合はこちらのマイクロソフトが海賊版について周知しているサイトを参考にするとよいでしょう。

非正規品の Office にご注意ください。- Microsoft Office

こちらのページでMicrosoftが注意喚起しているとおり、Officeのダウンロード販売を行っている正規の販売代理店は

・Microsoftストア
・Amazon.co.jp
・ヨドバシカメラ
・エディオン
・ビックカメラ
・ユニットコム
・ベクター
・ヤマダ電機
・リコー
・アプライド
・iDATEN

この10社だけです。iDATENとアプライド、リコーは法人が中心ですな。ここに掲載されている店舗であれば確実に正規品を手に入れることができます。

Microsoftストアは購入から1ヶ月以内であれば返金対応してくれるので、不安でしょうがない場合はMicrosoftから直接買うことをオススメします。

Microsoftストア

下のAmazonのリンクからも正規品が買えます。オンラインコードなので新品しか販売してないので安心です。