札幌よしもと主催のサブカル系カバー音楽ライブ『オタ活!』に行ってきたから所感

札幌よしもとが主催した「オタ活!」というライブイベントに行ってきました。

会場はSBMこと「札幌放送芸術&ミュージック・ダンス専門学校

大通りのヤマダ電機前にあるというと、おおその場所はわかるでしょうか?

専門学校ですが、このビル7階に100人ほどが入れるライブハウスがあるのです。

こんな感じ。

司会の大林さんとアルちゃん先生をのぞいた面々が歌うわけですが、中にはアイドルと呼ばれるジャンルに入る方もいるわけです。

僕の中では「音楽ライブ」っていうと、それこそ大ホールのステージに立ったこともあるKitaraとか

毎年大通公園でやってるSAPPORO CITY JAZZとか

このあたりみたいに座ってお酒飲みながら聴くみたいなイメージがあるんで、けっこう新鮮です。

しかし実のところサブカル系のライブにはヒジョーに抵抗がありまして…っつうのも僕はいわゆる「オタ芸」というものがヘドが出るほど嫌いです。

だれに対しても思考停止してるかの如くタイガータイガーしか言わんし邪魔だし、ただ自分たちが目立ちたいがためにやってるとしかおもえないんですよ。

当人達は大林さんいわく「『応援』してるだけ」って言ってましたが、その応援は他の客の迷惑になっても問題ないわけかって話。

ステージ上で歌うアーティストを見に来てる側からしたら単純にジャマとしか思えないのですよ。

そういうこともあって渋ってたんですが、大林さんから「まぁ来てみてよ」って言われたので行ってみることにしました。



出演者の紹介

トップバッターは氷埜さん。恵庭で活動している方とのことです。

ステージではFateの私服ジャンヌ衣装で登場!

途中のトークコーナーでも語っていましたが、FGOなどFate関連のコンテンツが好きなようです。

曲目もFate/ApocryphaのOP・EDをそれぞれ最初の曲と〆に持ってきていました。

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そのほかにClattanoia、ETERNAL BLAZEなど歌うのが実に難しそうなアツい曲をかっこよく歌いあげていました。

続いては北海道の男装タレントLuu.さん

オタ☆マニにもパーソナリティーとして参加してたり、大林さんが関わるイベントでは常連な気がします。

今回のステージでは鬼滅の刃に大いにハマってるとのことで、冨岡義勇の衣装で歌っていました。

この衣装のLuu.さんは小樽アニパで見かけましたが、当時は鬼滅の刃を知らなかったので「学ランに羽織とか僕に近い衣装だなぁ」という風にみてた気がします。

「小樽アニパで気温35度のなかでこの衣装だったので、本当に暑かった!」

って言ってましたが、その日の小樽運河の温度計は43度まで達してましたよ…

歌った曲は「GO!!!」「オリオンをなぞる」など、盛り上がるアニソンの定番曲が中心。

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〆には衣装通り、鬼滅の刃より紅蓮華を持ってきていました。

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Luu.さんが終わると参加者全員で「あなたにとって『オタ活』とは?」というテーマでトークが行われました。

音楽だけのイベントではこういったことはやらないらしく、各々が好きな作品について熱く語っていてなかなか面白かったです。

トークが終了すると、つぎは札幌よしもと所属の芸人、アルちゃん先生によるネタコーナーが行われます。

アメリカ出身で、芸人とは別に翻訳者の顔を持つ方です。

今回は、アニメやゲームの言葉を日本語と英語で話すというネタをやっていました。

例えば、マリオシリーズに登場するキノピオについて

「日本語では『キノピオ』ってかわいい言い方するけど、英語だと『トード(Tord)』って全然かわいくない!」

といった日本語と英語の比較をネタにしていました。

後半戦はメイド服を着たアイドルユニットのざごしゅ(THEご主人様)の4人がステージに立ちます。

本当は5人組なようですが、一人体調不良とのことで声のみで参加してました。

出番前に出演者全員でジェスチャーゲームが行われたのですが、お題「まどか☆マギカ」を伝えるのにパチスロを打つ動作をして正解に導いたインパクトは強烈でした。

回答者のリーダーの子がパチンカスで、誕生日にスロットのまどか☆マギカ実機を送ったとのことで、スロを打つ動作をしたらしい…

アイドルのステージは今まで見たことがなかったので「かわいさだけで売る感じか…」と正直ナメたような先入観があったんですが…

派手に動き回りながら歌っている姿を見てそのイメージは完全に吹き飛びました。

飛び跳ねて身振り手振りすごいのに声張り上げて歌えるもんなのか…!!と、今回一番衝撃を受けました。

曲目もユニットだからか(?)SHOOT!、檄!帝国華撃団など複数人で歌う曲が中心。

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メンバーにスーパー戦隊シリーズが好きな方がおり「魔法戦隊マジレンジャー」までの全部の作品を言ってから呪文降臨~マジカル・フォースを歌ってました。…パネェ…

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最後の出演者はまるたにあやのさん

小樽と愛知を中心に活動する方ですね。

去年までFMおたるでラジオやってましたが、聴取2回目にして最終回が告知された記憶があります。

最近ではFMしろいしに移動した「オタ☆マニ」のパーソナリティのほか、ライブやYoutubeにて活動しているようです。

メドレーと称して、only my railgun、ハム太郎とっとこうた、おジャ魔女カーニバル!!、回レ!雪月花、Rising Hopeなど盛り上がる曲をぶっ通しで歌っていました。

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ハム太郎の時は前の方にいた観客がぐるぐる回ったり倒れたりしてステージが盛大に崩壊してましたが…あれいいのか……?

メドレーが終わった後は、思い入れある作品と言っていた「CLANNAD」から小さなてのひらを歌い …

〆は自身のオリジナル曲である「人生最大脳内革命」を歌ってステージを締めくくりました。

Youtubeにあがってますね。

ちなみに、ここまで挙げた曲の多くはAmazon Music Unlimitedで配信されてます。

原曲はどんな感じだったか気になる方はアクセスしてみてはいかがでっしゃろ?

ステージ終了後

終演後、出演者による物販が行われました…が、その裏で僕の周りで行われたのが名刺交換会。

このイベントはFMしろいしで放送されている「オタ☆マニ」で何度か告知されており、リスナーが何人か来てたんで軽く立ち話してきました。

オタ☆マニ TVチャンネル | FRESH LIVE(フレッシュライブ) – ライブ配信サービス

実は僕、オタ☆マニにスポンサーとして参加してるのです。

「あ、オタ☆マニでスポンサーやってます、なーです」って名刺渡してたら、僕以外にスポンサーやってる方もいてライブハウスで名刺交換会が始まってます。

イベントを終えた大林さんにも挨拶し、今まで渡してなかった名刺渡したり、来ていた番組関係者と挨拶しながら「今回のイベント面白かったよねー!」と感想を語り合います。

で、一通り話を終えたところで物販を見てみます。

「物販の売上げって今後の活動資金に繋がるので是非!」って大林さんが言ってたので、一通りお話を終えたところで物販でチェキ撮ってきました

一緒に撮ったのは、まるたにあやのさんと

ざごしゅのしぇりーさん

チェキって高橋名人としか撮ったことなくて、目をつぶって大失敗した経験しかなかったのですが、今回はお目々ぱっちり綺麗に撮れていました。

まるたにあやのさんはオタ☆マニに出てることもあり、名前出したら「Freshでコメントしてくれてますよね!」 って覚えてくれてました。

しぇり~さんは名刺交換中に「せめて名前だけでも覚えていってください」 ってチラシもって話しかけていただけたので、チェキをお願いすることにしました。

さっきまでステージに上がって声援受けてた人から話しかけられるってすげー嬉しいですよ。

スーパー戦隊シリーズが好きで、ステージでゴレンジャーからマジレンジャーまでの作品を挙げていたのはこの方。

ちなみにカーレンジャー世代らしい(僕がオーレンジャー世代なので多分年が近い)。



感想とか今後の要望とか

今回歌っていた出演陣はみんな歌が上手いし、選曲やコスプレなど各々が好きなことで表現していて見ている側もとても楽しめました。

アイドルとか、こういったステージを見たことなかったので比較はできませんが、終演後に聞いた話では「この手のイベントではかなりレベルが高い」らしい。

イベント告知されてから大林さんが「みんな北海道で活躍する実力の高い人達です!」 って宣伝してましたが、本当にその通りで今後も応援したい人達ばかりでした。

ステージの出演者についてはかなり満足なのですが、イベント自体にはちょっと気になるところもあります。

「サブカル系カバー音楽ライブとお笑いが合体!」ってタイトルにあるのですが、実のところお笑いをやったのはアルちゃん先生のみで、他は音楽ライブでした。

一応幕間にジェスチャーゲームとかありましたが、このタイトルにするなら漫才とか欲しいなーと思ったところ。

あと、物販のキャッシュレス化。

ファンからしてみたら、QRコードを読み取って値段入れるだけですから、すごい手軽に支援できるようになるんですよ。

財布にあまり現金入れないから物販はチェキぐらいで、あまり買えなかったんですよね…

イベント運営側や出演者にもメリットは多大で、導入が非常に簡単かつ売上げの倍増が見込めます。

例えばPayPayは初期導入費、決済手数料、入金手数料が全て0円で、QRコードを印刷した紙があれば機材も不要です。

スマホ決済を使いこなせる高リテラシーな良い客層が来て、売上げが上がれば今後も活動しやすくなってきます。

実際に「現金派に比べてキャッシュレス派は使う金額が倍以上になる」というマサチューセッツ工科大学の調査結果があったりしますしね。

Always Leave Home Without It: A Further Investigation of the Credit-Card Effect on Willingness to Pay

…んで、今回のイベントで最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最もなんとかしてほしいィィマギィ――――ッ!!ってなったのが、

オタ芸

ライブハウスはそれなりに大きかったんですが、最前列と後ろとステージ両端に人が集中していて、真ん中がガラ空き。(僕は一番後ろにいた)

大林さんが「もっと前の方に来てー」って呼びかけてましたが、周り見ないで棒ブン回す奴に近寄ってケガするなんて僕は嫌です。

後ろで見てて面白いということもなく、出演者がコールとか呼びかけてないから一体感もクソもなく、最前列の一部がなんか変な踊りして騒いでるだけ。

そのコールも、誰に対しても思考停止してるかの如く、タイガータイガーしか言わないから全く面白くない…サガットかよ。

特にヤバかったのが、なぜか裸足になって最前列でサイリウムぶん回してた近寄ってはいけない部類の人間であろう巨漢。

四つん這いの姿勢から右腕のサイリウムを前方に突き出して、ヨガでもやってんのかって動きしてましたが、邪魔&不快以外の何物でもない。

あれを応援と称してやってるならとんでもない厄介者ですよ。

目立ちたいならステージの上でやれと、それだけの度胸も芸も持ち合わせてないなら手首だけでサイリウム振るか手拍子ぐらいにしなさいよと。

今回のイベントは歌も上手くてトークも面白かったり非常に満足でした。

でも大迷惑なオタ芸を規制するか出禁にしてくれないと、いつか怪我人出たりとかトラブル起きてイベントどころではなくなるでしょう。

当人達は「周りには気をつけてる」って言うんかな、それこそ「俺は絶対に事故らない」って根拠のない自信を持つドライバーのように。

またやるなら行きたいのですが、普通にライブを見に来たのに、奇声と自己満足の踊りに邪魔されるなら次はどうすっかなーと迷うところではありまする。いじょ。