バイクやスクーターにもドライブレコーダーって今の時代必須じゃねえの?って思って取り付けてみた

ハロー、親愛なる汝よ。

6月を控え、北海道も防寒着じゃなくても寒くない程度な気温になってきました。

さてこれを読んでいるライダー諸君におかれましては、ドライブレコーダーをバイクに取り付けているでしょうか?

冬場にスクーターを預けている時期にTwitterを見ていたら、ドラレコつけたバイクの事故映像ツイートが流れてきました。

これでクロスカブが廃車になってるんだから理不尽極まりない。

クルマとバイクって力関係が圧倒的ですから、クルマが軽くぶつけただけでもバイクは転倒して大ケガします。

損害賠償請求とかする時に証拠品としてドラレコの映像を提出できるようにしておかねばなるまいと思って、愛機アドレス110へのドラレコ取り付けを決意しました。



バイクにドラレコ搭載する人ってどれぐらい居るのか

クルマに比べて、バイクへドラレコを搭載する人は少ないです。

バイク用品の販売を行っているナップスの調査では、バイクへのドラレコ搭載率は全体の3割とのこと。

■あなたはバイク用のドライブレコーダーを所有していますか?

バイク用品に関する意識調査2019

ちなみにクルマの方は国土交通省が2019年時点で、約50%のオーナーがドラレコを搭載している結果を出しています。

国土交通行政インターネットモニターアンケート自動車用の映像記録型ドライブレコーダー装置について

さて、バイクにドラレコを搭載する人が少ないとどうなるかというと、

バイク用のドラレコが出回らない

んなもんで絶対数が少ない以上、バイクにつけるドラレコって選択肢が少ないんですよね。



バイクに求めるドラレコの条件

バイクのドラレコに求める条件は、ざっくりですが

・防水防塵
・Gセンサ(衝撃を感知してファイルを保護する機能)搭載
・カメラが2つついている
・映像の自動上書き

この4つ。

車内に搭載するクルマと違ってバイクの場合はハンドルや最前面フロントカウルに取り付けられます。

悪天候なら雨にも晒されるわけですから防水は当然必須。

事故が起きたときにファイルが壊れてると意味がありませんからGセンサも必須です。

追突されるというリスクも考えたら、前だけじゃなくて後ろにもカメラが必要になります。

スクーター乗ってると、車から見たら車間距離がうまく測れないのか、後ろから車線変更してぶつかる寸前まで幅寄せするクルマって結構多いんですよ。

ホントにこれ、よくあるんですよ。

不本意ですが、譲らないと死ぬのは僕なので減速して路肩に逃げざるを得ません。

そして重要なのが映像の自動上書き機能。

ドラレコって自動でONになって録画されますから、容量にもよりますが、数ヶ月走ったらSDカードの容量いっぱいになります。

いざ事故ったときにSDカードの容量がイッパイになっていて録画されていない…というのだけはマズいのです。

しかし、この条件を満たせるどころか、そもそもバイク用のドラレコというのは数が少ないのは前述の通り。



耐久性・信頼性を取るか、安さを取るか?

バイク用のドラレコって国内メーカーはあまり出しておらず、Amazonを見ても中国メーカーが販売しているモノが多いです。

一番人気のドラレコも中国メーカーです。

スペックを見るとスゴそう…ちなみに中国メーカーはモニターがついてることが多いです。

中には5千円ほどで買えるモノもあります。

ここまで安いと本当に使えるか心配になってきます…

とはいえ、少ないとは言え国内有名メーカーが出しているドラレコもなくはないです。

普通自動車のドラレコやカーナビなどで有名な国内メーカー『ユピテル』が出してたりしますが、カメラ1つで4万4千円。

YUPITERU 電子機器類 バイク専用ドライブレコーダー BDR-2 WiFi ユピテル

前後に設置するには2台必要になるわけですから9万円ほどかかります。

もうちょっと安いところでは、デイトナも出してたりします。

しかし、これでも2つつけたら3万円近くします。

すごい頑丈そうで、高評価で高画質なものもありました。

前後で5万円近くになりますが、安いやつ買ってすぐ壊れるぐらいならこっちの方が安上がりになるのかも…って考えてこれも選択肢に入れます。

ざっとまとめると

国内メーカー
・説明書が自然な日本語
・サポートも日本国内で日本語対応
・高い

中国メーカー
・安い
・日本語が不自然
・サポートも明らかに自動翻訳を使っていて意思がなかなか通じない

こんな感じです。両方を使い比べたワケではないので品質は比較しません。

でも過去にAmazonでめっちゃ買い物してきた感じでは、中華メーカーは安かろう悪かろうなイメージがあるんですよね。

加えて、日本のメーカー製や価格が高い方が耐久性があるような気もしてきます。

なので一番最初にデイトナのドラレコ買おうと思ったんですが、ここで1つ

雨天など過酷な環境で何年持つか?

という点を考慮する必要があります。

バイクは雨風に晒されるので当たり前のように防水防塵になってます。

ただそれを加味したとして、走行してたら飛び石もあるしゴムの劣化などで水が入って故障とかも十分あり得ます。

そうなってくると、

数年で買い換える前提で安いドラレコを買うか

長く使う前提で高いドラレコを買うか

という二択になります。

この点で迷い、アドレス110買ったバイクショップに相談してみたところ。

「環境的に壊れるときは壊れるから、安いのがいいんじゃない?」

って回答を得られたので、安い中華製のドラレコを買うことにしました。



ドラレコ買って取り付けてみた

僕が買ったのはコレです。

ぶっちゃけ画面なんて見ないからモニター不要と考えてこのモデルに。

バイク屋さんに持込んで、愛機アドレス110にとりつけてもらいましたが、こんな感じになりました。

前方カメラはハンドル部分はつける場所がないのでライトの下に貼り付ける形で。

後方カメラはテールランプ上に設置。

microSDを差し込む本体部分は防水になってないのでシート下に格納。

ケースに穴をあけて、カバー裏に配線しています。

この他に『YI Technology』社のアクションカムも買いました。

これもまた中国メーカーですが、販売元のYI Technologyは中華通販ではおなじみのXiaomiから独立したメーカーです。

世間一般の知名度はさておき、ガジェットヲタの間では有名なメーカーだったりします。

こちらは事故などがあったときのためではなく、単純に旅の記録用です。

GoProっぽい作りになっており、各種アクセサリも充実してます。

こういう車載動画系はクルマならフロントガラス内側にカメラを設置するのが一般的です。

しかしバイクだと取り付け位置というのが悩ましく、

・ハンドルにつけたら振動でブレる
・ヘルメットにつけたらダサい
・車体側面につけたら視界が狭くなる

とつける場所によって違った問題点が出てくるのです。(つかアドレス110はハンドルも側面もつける場所ないけどね)

んなもんでいずれの問題も解消できるコレを買いました。

これはGoProなどアクションカムを首から下げることのできるホルダー。

ライダーの視界に近い映像が撮れ、身体が振動を吸収してブレを防ぐ事ができるので多くの欠点が解消されます。

つうわけで、今の僕がスクーターに乗るときはどうなってるかというと…

前!

後ろ!

そして運転手目線!

カメラ3台体制!

煽ってきたり、一時停止無視で突っ込んできたり、無理な幅寄せしてくるような迷惑運転バカタレはほぼ確実に記録できます。

もちろん自分の運転もしっかり記録されてしまうということですので、安全運転でいきますよ。

いじょ。