【STAY WEST IPA】これは舌ではなく脳で味わうビールです – ビールを知った僕は #5

ハロー、おかえり同士。

今回はBrakesideブレイクサイドStay West IPAステイウェストアイピーエーを紹介しますよ。

このビールは札幌狸小路商店街を西に行ったところにある「Maltheadsモルトヘッズ」でいただきました。

今回のビールも楽天、日本のAmazonはおろかアメリカのAmazon.comでも販売されていません。

なので買う場合はえぞ麦酒などのネット通販か、ビール専門店を頼りましょう。

ビールの概要


DATA

・内容量:355ml
・原産国:アメリカ(オレゴン州ポートランド)
・IBU(国際苦味単位):63
・アルコール度数:7%
・ホップ品種:Azalea, Simcoe, Chinook
・モルト:2-ROW、ミュンヘン、ライトクリスタル

公式サイトより引用

基本的にIPAって超苦いので、IBUは100を超えるぐらいだったりするのですが、このStay Westは63とIPAにしては低めです。

…とはいえ、日本で流通している黒ラベルが21なので相当強い苦みな部類には入ります。

公式サイトの解説を見てみると…

True to the Pacific. Citrusy, Refreshing, Kinda Magical.

Breakside’s brewers have been lucky to travel far and wide, tasting IPAs brewed everywhere from New England to New Zealand, the American Southeast to China. In the end, we always are excited to come back to a classic West Coast version go this epic beer style. Indeed, we are happy to report that there is no need to look any farther afield: the West Coast IPA is alive and well and delicious as ever. Stay West is our liquid love letter to the dank, citrusy, and dry versions of the West Coast IPA. SoCal-by-Pacific Northwest inspiration, it is a showcase of the amazing flavors that can come when classic hop flavor meets contemporary varietals.

(以下、訳)

太平洋に忠実。 柑橘系で爽やかな、ちょっと魔法のようなビール。

ブレイクサイドの醸造家たちは、ニューイングランドからニュージーランド、アメリカ南東部から中国まで足を運び、さまざまな場所で醸造されたIPAを試飲してきました。その結果として、大規模なビアスタイルを持つ西海岸の古典型に回帰しました。これ以上遠くを探す必要はありません。西海岸のIPAは健在で、相変わらず美味しいのです。 Stay Westは私たちの酒・ラブレターで、ダンクでシトラス、そしてドライな西海岸のIPAです。南カリフォルニア太平洋岸北西部からインスピレーションを得たこのビールは、古典的なホップの風味と現代的な品種が出会うことで生まれる素晴らしい味わいを表現しています。

…ダンクって何だ?と思い調べてみると「マリファナのような香り」のことを指すときにダンクって言うらしい

けど、

マリファナなんて使ったことねーよ!

「ちょっと魔法のような」ってマジックマッシュルーム的なニュアンスですか。僕は大麻や麻薬の類いを吸ったことないので、この表現はよくわかりません…

シトラスって書いてあるので爽やかでフルーティーってことでいいのかな?

飲んでみた

当時ビール知識が全然無かったのでマスターに勧められるがままに飲んでみました。

マスター曰く「苦みがとても強いです」とのこと。

…さすがに身構えますよ…つうかそんな苦いモノを初心者に勧めてくるのですかマスター…?

とはいえ、日頃からコーヒー飲んでるから苦さ耐性はついてると信じたい。

専用のグラスに入れてもらいました。

匂いも確かにシトラスのような爽やかな香りがしますが、ホップの香りも強く、しっかりビールであることが窺えますね。

飲んでみました…が、まず感想が

なんで!?

という、まず美味しい美味しくないとか味ではなく、自分の感覚を疑うような感想がまず出てきます。

このビール…めちゃくちゃ苦い…ということは頭ではわかるんですよ。

ところが舌ではそこまで苦さを感じておらず、酸味が強めで爽やかで美味しいなーとしか感じません。

超苦いのにツラくない…というか

脳は超苦いと理解してるが舌はそこまで苦く感じてない

口に含んだ食品は舌にある味蕾を通して脳に情報が行くということは知ってます。僕だって義務教育受けてますからね。

でも、舌で感じてる情報と脳に届いてる情報が違うんですよ明らかに。

シトラス感がしっかり感じられるスッキリした味わいで、舌の根元にだけ苦みが集中して苦みが口全体に広がらずちょうどよく苦みが余韻として残ります。

ぶっちゃけ、めちゃめちゃうまかったよ。

この不思議体験、苦いのは好きじゃないという人にも一度試して欲しい一本です。IPAというジャンルへの入門には最適だと思います。

日頃黒ラベルとかスーパードライとかスーパーで流通しているようなビール飲んでる人には一度飲んで頂きたい。

オススメ度:★★★★★

勧められるがままに飲んでみましたが、大正解でした。これを機に本格的にIPAにハマることとなりましたとさ。

いじょ。