労働問題において「ユニオン(労働組合)」はどんな感じなのか

僕は会社を不当解雇され、労働審判を起こすことになりました。

今回は労働審判以外の解決方法として、ユニオン労働組合)を紹介します。

僕は労働組合やユニオンに頼らなかったのですが、労働審判を起こす前に「労働相談ほっとライン」から紹介されたり解決方法として調べて回りました。

僕の体験含めた労働審判について詳しい内容を知りたい方はまとめた記事を見てくださいね。

労働審判についての記事まとめ



ユニオン労働組合)で解決する

ユニオン(労働組合)に相談すると、団体で交渉することで会社に労働者側の言い分を聞いてもらい、問題の解決を図ります。

団体交渉の時点で会社が言い分を突っぱねると、会社前で拡声器などを使って会社の問題を街宣します。

アリさんマークの引越社のやつがいい例になるかもしれません。

裁判起こすほどでもないし、穏便に済ませたい…と思ってたら全然違ったりします。

基本的にユニオンや労働組合でやることは問題解決の要求です。

社内環境をよりよくしていくことが目的なので、同じ会社で働き続けたいと思う人向けです

社内に労働組合があればそっちに相談できますが、2018年の厚生労働省の調査では労働組合がある会社の割合は24.3%でした。

では労働組合のない7割以上の会社に居る場合はどうするのかというと、個人で入れる組合が地域や業種ごとに用意されていることがあります。

代表的なのは下の2つの団体ですね。

日本労働組合総連合会
全国労働組合総連合

北海道だったら日本労働組合総連合会に属してる「札幌地域労組」と、全国労働組合総連合に属してる「道労連」があります。

名前は違えど、支持母体が民主党系か共産党系かどうかぐらいでやることは基本的に同じです。

各支部には、共産党のポスターとか主張が大量に貼ってあって面食らいますが、弁護士など専門家の集まりです。

まぁ、日本弁護士連合会など共産党系の弁護士さんってけっこう多いですからね…

僕の場合、北海道雇用労政課の労働相談ホットラインに連絡して、道労連のローカルユニオン「結」を紹介されました。

ただ、サイトが全然更新されてなかったこともあり活動してるか不安だったので、今回は頼りませんでした。

ちなみにレンタルサーバーにYahoo!ジオシティーズを使い続けていたようで、2019年現在サイト消失中です。



不当解雇案件ではユニオンはオススメできるのか

ユニオンの強みとしては

・費用が組合費で済むので安い
・直接交渉するため解決するとなったら早い
・会社は交渉を拒否できないので話し合いの場に立たせることができる

この3つ。

交渉は可能ですが、あくまで話し合いなので、会社側には要求を受け入れる義務はありません。

なので、相手は解雇が正当であることを押し通してきます。

また、金銭解決よりも労働問題の解決を目指すものなので、和解金交渉にならないか、受け取れたとしても少なくなります。

交渉が決裂した場合、結局裁判や労働審判に移行することになりますので、それなら最初から労働審判に行った方が早いでしょう。

仮に解雇撤回の要求を飲ませて復職したとして、自分を追い出すような会社で働き続けて貢献するのも…ねぇ?

そういう理由で

不当解雇なら労働審判が最適

というのが僕の考えです。