ここ最近、Officeについて色々書いてたら地味にアクセス伸びてます。製品ごとの違いについて書いたのがけっこうわかりやすかったらしい。
あと、株式会社ヒロタについて調べたやつ。やっぱみんな怪しいって思ってたんだね。

ところで「『Office 365 サービス』がついてくる」とか推してたけど、あれってなんなの?よくわからないんだけど

オーケー。Officeのオマケで付いてくるサービス内容ね。それなりに詳しく説明しよう
Office 365 サービスには以下の4つの特典が含まれています。
・OneDriveの容量が1TB追加される
・タブレットやスマートフォンでOfficeが使える
・毎月60分までSkypeで固定電話などに無料通話ができる
・Officeの技術サポートを受けることができる
OneDriveに1TBの容量が追加される
OneDriveの使用可能容量がすげー増えます。
OneDriveとはMicrosoftが提供しているオンラインストレージサービス(いわゆるクラウドってやつ)です。
PCやスマホで作成したファイルをOneDrive上に保存することができるのですが、何がすごいってスマホで取った写真が自動的にアップロードされます。

仮にスマホが壊れたとしても撮った写真は保管されるし、買い換えの度データ移さなくて良くなる

時々スマホ落としたのか、画面パリンしてる人見るから、壊れた時のこと考えちゃうよね
OneDrive自体は無料で使用できますが、容量は5GBまで。
スマホのカメラ性能が上がって高画質になったため、写真1枚あたりのサイズも大いです。写真や動画を撮りまくってると、意外とすぐにいっぱいになります。
365サービスを契約すると、容量1TB(1024GB)という大半の人にとっては無制限に限りなく近いサイズが使えるようになります。
僕的にはOfficeよりかこっちがメインってぐらい役立ててる機能です。
Dropbox、iCroudなど競合するサービスはありますが、これと変わらない価格でOfficeなど他の機能も付いてくるんでかなりオトクです。
Windowsなら最初から入ってるので、新しくインストールしたり…って手間もないです。
大型タブレットでもOfficeが使用可能になる
タブレットやスマートフォンでもWordやExcelなど「Office Mobile」が使えます。無料版は以下のような制限があります。
・画面サイズが10インチ以上だと使用不可
・一部機能制限あり
・商用利用不可
365サービス契約で使えるようになる機能は下のページを参照のこと
編集履歴が確認できるのはけっこう大きいです。間違えて消したやつとか確認できるので。
スマホで使うなら無料版でも問題ないですが、iPadなど10インチ以上のタブレットで使うのであれば365サービスの契約が必要になります。
毎月60分までSkypeで固定電話などに無料通話ができる
Skypeから携帯電話・固定電話に無料で電話をかけられるようになります。

そうは言っても電話って全然使わないよ。友達同士ならLINEで済ませるし

だよね。でもこれは電話あんまり使わない人ならますますオススメ
LINE、SlackやDiscodeの普及で空気気味なSkypeですが、スマホから電話をかけるときにSkypeを使うことで通信費を抑えることができます。
昨今ではmineoなどの格安SIMが普及してますが、データ通信のみのSIMを契約して音声通話をSkypeに置き換えることで音声通話料金が節約できます。
mineoは「月額1,310円~」と広告出してますが、これは音声通話を入れた料金(データ容量も最小の500MB)。
これがデータ通信のみのプランだと3GBで900円。安いでしょ?
毎月かかる音声通話の料金はドコモだと2,700円、mineoだと610円ですが、この料金を丸々カットできます。
携帯・固定電話から電話を受けるときには「Skype番号」が必要ですが、取得費用は年間1800円。月額換算で150円。

050から始まる好きな番号を取得できます。メールアドレスではなく電話番号を自由に設定できるのはなんだか新鮮です。


オトクになることはわかったけど、普通の音声通話と比べたらどうなの?

電話回線を使わないことによって、劣る部分がある。具体的には
・番号非通知で発信する
・110や119といった緊急連絡ができない
・2秒ぐらい遅延が発生することがある

…まぁ、めったに使う物でもないなら割り切って、電話をSkypeに置き換えた方がいいんじゃない?
管轄の警察署や病院には連絡できるので、事前に警察署や病院の番号を控えておくとよいかと思われます。
Officeの技術サポートを受けることができる
人によってありがたみが大きく変わってくるのがコレ。
この「技術サポート」というのは、Officeの操作方法についてMicrosoftのスタッフから直接教えてもらえる権利です。
例えば「Excelで表が作りたい」「PowerPointでスライドにアニメーションをつけたい」といった場合に操作方法を教えてもらえます。

Microsoftのスタッフが遠隔操作で操作を代わりにやって教えてくれるからわかりやすいよ

スタッフが操作教えてって、なんかパソコン教室みたい

パソコン教室よりよっぽどいいよ。自分のPCで教えてくれるしマンツーマンだし何回問い合わせても無料だしさ
こういう本と違って「本に書いてある範囲外は教えない」ってこともないので、この手の書籍買うよりも上達できるでしょう。
ただし、対象となるのはWord、Excel、PowerPoint、Outlook、Publisher、OneNoteの6製品の基本的な機能のみ。
「Excelのマクロの使い方」「Accessのデータベース共有方法」などは対象外で、主に業務向けとなる高度なサポートについては「プロフェッショナルサポート権」が別途必要です。

このサービス単独で使いたいって人も居そうだけどセットじゃないと使えないの?

あるけど高い。年間で15,660円もする。1回きりのプランでも1万円近くする

うわっ…高ッ!

でもWindowsのこと全体について相談できるから、何もわからないって場合は契約するのもありかも
このサポートは「Assure」といい、セキュリティの問題などWindowsのこと全般色々相談できます。下のリンクから契約できます。
Assure ソフトウェア サポート プラン – Microsoft Store
365サービスを手に入れるためには
365サービスがいかに便利なものか、PC初心者から上級者までオススメできる内容であることを説明してきました。

これを契約するためにはOffice 365 Soloを買わないとだめなの?

他にも方法はあるけど、今(2018年)だとけっこう限られてる
Office 365 サービスに加入するためには
・Office 365 Solo
・Office Premium
・Office Mobile プラス Office 365
このどれかの契約が必要になります。今回は法人向けのOffice 365 サービスは除きます。
Office 365 Solo
一般的にOffice 365 サービスを使うためには、これを買うことになります。
インストール台数も無制限(同時使用台数は5台まで)になり、ますます使い勝手が良くなりました。
Office Premium
これは2018年春以前に販売されていたPCに付帯されていたものです。なので手に入れるためにはOfficeがついているPCを買う必要があります。
Officeは搭載されてきたPCでしか使えないので、他のPCでもOfficeを使う場合はOffice 365 Soloの方がオススメです。
ただ、こちらは「Office Premium専用365 サービス更新用ライセンス」というOffice 365 Soloの半額で年間契約ができます。
なので「Officeは使わないけど365サービスは使っていきたい」って人や、型落ち品で安くPCとOfficeを同時に手に入れたい場合は選択肢に入れてもいいかも。
搭載されているPCは「Office Premium搭載」などで検索すると出てくるかと。
Office Premium搭載PCをAmazonでチェック!
Office Mobile プラス Office 365
激レア品。Windowsタブレットに付属していた製品で、365サービスのみが付いてくるというもの。
…が、タブレットはiPadやAndroidが主流ということもあり、そもそもWindowsのタブレットが珍しい。
加えて、もうOffice Mobile プラス Office 365も生産終了しているため、今から手に入れるのは正直現実的じゃないです。というかWindowsってタブレットだと使い勝手悪すぎて…お金払って使うもんじゃない
こっちも「Office Premium専用365 サービス更新用ライセンス」で年間契約ができます。永続版Officeは付いてこないので、今からオススメする理由はない。
Office Mobile プラス Office 365搭載タブレットをAmazonでチェック!
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ざっとこんな感じ。スマホとパソコン両方使うなら特にオススメ

OneDriveだけでいいかも…Officeとか使わないし、スマホが壊れたときのために写真とか保管しておければいいかな…

もちろんそういう使い方もあり。値段も他と変わらないしね
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