僕の家はNHKの受信料を払っていません。
僕は実家暮らしですが「ファイナンシャルプランナーの資格を持ってるなら家計管理やって」と言われているので、家計は僕が握ってます。
で、要らない固定費の削減から始めることにしたのですが、真っ先にNHK解約から手をつけました。
僕が小さい頃にNHKがやってきて「テレビがあるならNHKと契約しないと違法です!訴えますよ!」って母親が脅され、ビビって契約してしまったのです。
こんな経緯もありNHKに不信感を抱いていました。前々から「テレビいらねーよ」って思ってたしね。
で、NHKの解約を電話で申し出ます。
僕「NHK受信しないので解約します」
NHK「書類を送りますので、テレビを廃棄した証明書を返送してください。そうでないと解約は受け付けません」
なんで自分で買った物を廃棄しないと解約できないんだよ
そういうわけでテレビを廃棄しないで解約の書類だけ送ったんですが解約を受け付けてもらえなかったようで、引き落としが続きます。
なので銀行の窓口まで出向いて引き落としを止めてもらいました。
…すると督促状と支払い用紙が入った封筒が来るようになります。
うるせえ。契約を勝手に続けてるのはそっちだろうよ。前述の通り解約の意思を示してるんで無視します。
さらに時折「受信料についておたずねしましたが留守でした」 ってどーもくんが描かれた冊子が届くようになります。
遂に家に来たか!
いずれ遭遇するであろうNHK職員と、バッタリ出くわしたときのための対策や事前知識は必要になりそうです。
というわけで「NHK撃退シール」なるものを手に入れることにしました。
NHK撃退シールとはなにか
シールで撃退ってなんだか悪霊退散のお札っぽいですが、百円たらずでNHK職員が来なくなるなら…と試してみました。
「NHK撃退シール」とは2019年の参議院選で大いに話題になった「NHKから国民を守る党」代表の立花孝志さんが発行しているものです。
これが張られた家にはNHK集金人が家に来なくなるらしいです。なんでも集金人には「『立花孝志』という名前を見たら帰れ」と指導されているとか。
2019年8月現在、シールはNHKから国民を守る党にメールか電話することで無料で貰えます。
他にも立花孝志さんが出してる本の付録にシールがあるようなので、ソレ買ってもいいかもしれません。
僕がシールを手にしたのは2017年の12月。当時は切手を貼った返送用封筒を入れた封筒を送る必要がありました。
封筒の重さ計算を間違えて料金不足で要らぬ負担をさせてしまったのですが、現在はそういう心配もなさそうですね。
で、2017年12月6日に予約してたルパンのCDと一緒に届きました。
ホントに効果あるのこれ?
シールを見た瞬間帰るらしい…とネットではちょくちょく出てるけど、シールを見て帰る姿を見ないとこんなこと言えないでしょ。
Googleで検索したら検索候補に「NHK撃退シール 効果なし」って出るぐらいなので、ひょっとしたら効果ないんじゃないかな?と思ってました。
シールを見て効果があったという話を当時聞いたことがなく、検索しても出てくるのは口コミをまとめた信憑性の低いページばっかり。今も結構あるけど。
効果を検証するためにもとりあえず手元に置いておきます。なにより集金人のツラを見ないと気が済まない。
…しかし、このシールを入手してから集金人が来なくなりました。
え!?シールを貼らずとも持ってるだけで効果あるの?魔除けのお守りじゃねえか!
と思ってたけどそんなことは当然なく…ヤツはやってきましたよ…
NHK集金人と対決しました
暇を持て余していたある日の16時頃、猫と遊んでいたとき、インターホンが鳴りました。
???「この地域を回っているものですが、ご主人さまでいらっしゃいますでしょうか?」
僕「要件はなんでしょうか?」
???「あの…ご主人様でいらっしゃいますか?」
用件言えよ。ってかお前誰だよ。名前ぐらい言えよ。
「インターホン越しにNHKと名乗らない」と聞いてましたが、これはマジでした。
僕「要件はなんですか?どちら様ですか?」
???「NHKの契約についてお話がありまして…」
ついに来おった!
シール到着からほぼ一年後にやってきました。
僕「あー…わかりました。ちょっと待ってて」
と言ったあと戸締まりを確認します。
ネットではよく「チェーン越しに会話して帰らせろ、家にあげるな」って対策が書かれておりますが、僕が実践したのはその逆で「僕が満足するまで帰らせない」という戦略をとりました。
僕の家…ってか北海道の一軒家には大抵「玄関フード」があります。
玄関をガラスで覆っている小部屋のことで、冬期間のドア凍結や寒さ対策ですね。
こんなかんじ。インターホンも玄関フードの中にあり、職員も玄関フードの中で待機してることになります。
さて、玄関に職員様をお待たせしているので、NHK撃退シールをポケットに入れて、スマホで動画撮影をオンして裏口から玄関に向かいます。
上面図にするとこんな感じ。
回り込んでみると、玄関で「早くでてこねーかなー」という感じでNHKが待っていました。
僕「お待たせしました。NHKの方ですよね?」
家の中ではなく自分の後ろから出てきたことが意外だったのか、集金人はちょっとびっくりしてました。僕も玄関フードに入って、出口を塞ぎます。
NHK「あの、委託の人間になるんです、息子さんでしょうか?」
僕「そうです。家計や契約などを管理しているものです。以前から請求が来ていることは承知しております」
NHK「一応私の名刺だけお渡ししておきます。ご主人様はいらっしゃいませんか?」
渡された名刺には「株式会社グッドスタッフ」って書いてます。契約や料金回収は別の事業者にやらせているようです。
正直かわいそうですらある。下請けでこんな仕事させられるってどんな心境なんかね……
僕「いませんが、契約などは僕が管理しています。話は僕がお伺いいたします」
NHK「いえ、ご主人様にお話がありましたので改めてお伺いいたします…」
と、外に出ようとするので扉を押さえて遮ります。ちなみに父親は本当に不在だった。
僕「契約や集金等の交渉についてはこちらに委託しております。この番号まで連絡してください」
と、NHK撃退シールを見せます。
NHK「…まったくこの方には用ないので…息子様が契約などを管理されていても、今回ご主人様に用があって…」
僕「おい、話聞けよ!頭湧いてんのか!」
ちょっと口調を変えて強めに遮ります。すぐに口調を戻します。
僕「NHKについての要件はこちら(シールの番号)に委託しております。今回は料金についての要件ですよね?」
NHK「あ、あの要件についてはお答えできないんですが…」
僕「じゃあ何で来たのよ!」
この時は意識したわけじゃなく素で強い口調でツッコミが出てしまった。
にしても要件言えないって、こいつマジでなんの用で来たんだ?
NHK「まぁとりあえず、こちらからはご主人様じゃないとお話しできないので、改めます」
僕「改めて来たとしても、取り合うつもりはないです。シールの番号まで連絡してください」
NHK「こちらの方にはなにも用はないので、また改めて…」
と、やっぱり出ようとするので進路を塞ぎ、
僕「改めて来る必要はないです。本件についてはシール記載の番号まで連絡してください」
NHK「わかりました。じゃあデータだけ残しておきます」
僕「あーじゃこれ持ってって」
と、シールを渡そうとします。まだ1枚あるしね。
NHK「いや、これは受け取れないルールになっているので…」
僕「じゃ写真に残せば?その首からかけてるタブレットやスマホとかで」
NHK「いやそれもダメなので…すみませんこれで失礼します!」
…と、ちょっと横に動いた隙に逃げられて帰って行きました。
…
結局家にあげてない?聞こえんな。
NHK撃退シールは効果あった!
「NHK撃退シール」は効果がありました。
写真に撮ったり連絡先を受け取ることすら「ルールとして」拒んだので、シールについて知っていたようです。
あと、集金人が首から提げてたタブレットには地図が書かれていて、マーカーが付いていました。こういうグーグルマップにでてくるようなやつ。
家ごとに色が違って、僕の家は赤色でした。この色によって滞納額が違ったりとかあるんかな?
家には現在もシール貼ってないのですが、なにやら「撮影してくる家は二度と訪問してこない」という情報があるのです。
支払い用紙が入った封筒は引き続き郵送で来てますが、3年間(2021年現在)NHKは確かに訪問して来ないです。
仮に留守中に来ていたら「来ましたけど留守でした」どーもくんの冊子が郵便受けに入れられるんですが、それもないので本当に来ていないです。
以前であれば支払い用紙と一緒に番組の案内が入ってたので「へぇ、面白そうな番組やっとるのね」みたいに楽しみがありました。
ですが最近ではこんな感じで「早く支払え」みたいなこと書いた紙が入った茶封筒しか送られてこなくなっちゃいました。
「お支払いいただくべき」ってぬかしてますが、こっちは解約の意思を示してるわけですから支払う意思も必要もねえんですよばーか。
ってか、前の職場と同じビルに入ってたのか……
さて、この記事ではNHKの集金がどんな感じで来るのか、NHK撃退シールに効果はあるのかってことを書きました。
で、この時に気になったのが集金人ってどんな会社に所属している人たちなんだろう?ということ。
……で、後日改めて調べてみました。下の記事参照よ。