[不当解雇]労働審判での弁護士との付き合い方

僕は会社を不当解雇され、労働審判を起こすことになりました。

僕の体験含めた労働審判について詳しい内容を知りたい方はまとめた記事を見てくださいね。

労働審判についての記事まとめ

会社との争いをする場合、普通にいけば弁護士さんに相談することになります。

中には「弁護士って高いから自分一人で……」なんて考えてる人もしれませんが、正直現実的じゃないです。

今回は、労働審判するとき弁護士に依頼する時の選び方や心構えを書いていきます



弁護士の選び方

結論から言えば、

  • 労働問題に強い人
  • こまめに連絡ができる人
  • 言うことを親身に聞いてくれる人
  • 家から通える場所に事務所がある

この4点を満たせればいいと思います。

というか、弁護士を選ぶ余裕ってほとんどないです。

無料相談を活用して、弁護士事務所を複数まわって吟味…というのはすぐに面談予約できないこともあって現実的じゃないです。

特定の問題に強い人は、弁護士ドットコムで検索したら絞り込めます。

弁護士ドットコム – 無料法律相談や弁護士、法律事務所の検索

たとえば、北海道で労働審判を起こすとなったら、下の図のように地域と分野を選べばリストアップされます。

会社から直行できる距離か、自宅からの交通費がかからないところに事務所がある弁護士に依頼することをお勧めします。

記載の番号から弁護士に連絡が出来ますので、電話が繋がったら、なるべく早く面談ができるかどうか確認してみましょう。

中には「忙しくて面談日を決められない」という弁護士もいたりしますが、早めに会社相手に対策を打つに越したことはありません。

遅くとも2~3週間以内に面談出来るところかつ、細かくやりとりできる人を選びましょう。

電話だと互いに出られない時があったりしますので、連絡手段としてメールを使えるか聞いておくことをオススメします。

僕は時間的に弁護士を選ぶ余裕がなかったのですが、1回目で親身に話を聞いてくれた弁護士さんに当たりました。

上司の過失を突いていけば良いという方向性を教えてくれたり、逆に突かれるとマズい点などを指摘してくれました。

この時の印象で依頼することを決めました。



なにもかも弁護士さん任せにしない

会社とのいざこざについて一番知っているのは当事者である依頼人自身です。

会社への解雇無効の主張内容を考えるのは弁護士さんですが、弁護士さんは状況を知らないので、積極的に情報提供していきましょう

いい加減な推測だけでは反論なんて書けませんからね。

弁護士さん依頼人の供述を元に作った書面の内容が本当に内容が正しいものか、送付前に細かくチェックしておきましょう。

僕の依頼した弁護士さんは内容が正しいかどうか、文章の誤りの有無や確認したい点をメールで逐一報告してくれる人でした。

送られてきたWordファイルの文章の内容を確認して

「ここは人名が違うから直してほしい」
「この時の状況は○○だった」

といった感じでWordファイルを編集して返信するなどのやりとりを何度か繰り返して主張文を完成させました。

無くても大丈夫ですが、書面の作成する場合けっこう使ったのでOfficeソフト持っておくと書面作りやすいです。

証拠をたくさん集めることは難しいですが、反論の根拠となる証拠もできるだけ集めておきましょう。

僕がやった証拠の集め方も是非参考にしてくださいね。

[不当解雇]僕がやった労働審判に向けた証拠の集め方



ウソをつかないこと

解雇理由について、明確に自分のミスが原因による内容など、自分にとって都合の悪い部分も出てくると思います。

これについてはウソをついたりごまかすことのないようにしましょう。

さっきも書きましたが、会社を相手にするときに提出できる証拠というのは限られています。

そこで、弁護士さんは依頼人の証言内容を信じてその内容をもとに会社に反論します。

このウソから出た反論を会社宛に送ったら、会社の弁護士に主張内容が間違っているという証拠を突きつけられる形で手痛い反撃を食らうことになります。

そうなってくると弁護士さんも依頼人を信じていいのかわからなくなりますので、このまま会社と闘うことは厳しくなります。

とはいえ、記憶が曖昧で会社が指摘してくる内容をよく覚えていなかったり、心当たりがないことも出てきます。

その時は「存ぜぬ」という形で反論します。

忘れているという点も正直に申告しましょう。



終わった後も関係を維持できるようにする

意外と忘れがちですが、人生、何が起こるかわかりません。

何かの形でまた弁護士さんのお世話になることだってあります。

そこで、良好な関係を維持しておくためにも、無事に解決したら後から弁護士さんに菓子折りをもってお礼に行きましょう。

後々、別件でこの時の弁護士さんのお世話になることがありました。

お礼というのは本当に重要です。